文字が浮き上がり、声に変換する能力!
僕は、生まれつき特殊な能力を持っている!
僕の能力は、新聞や雑誌の文字が浮き上がり、声に変換する能力。
これが、どんな役に立つのか、、、?
未だ僕にはわからないでいた!
しかも、、、?
声の主は謎だし、、、。
男性だったり女性だったり、子供だったり年配の人だったり
あんまりにも【謎】が多すぎる...。
そもそも、【文字が浮き上がる】こと自体も不思議なのだ!
声で変換されているのに、、、文字も浮き上がる...?
でもその声は、僕にしか聞こえない。
▽
僕の名前は 【篠川 周治』29歳、普通のサラリーマンだ!
満員電車で隣の中年のおじさんが新聞を読んでいると文字が浮き上がり
声に変換される。
まぁ、僕はサラリーマンだから! 世の中の動きがこういう形で直ぐに
取り入れられるのは嬉しい!
それと、、、僕は子供の頃からやたらと記憶力がいい!
ほとんどの事は憶えていると思う...。
『いい事も、悪いことも、、、。』
多分、この能力のせいだと思っている。
僕は、僕のこの能力を何か...人の為に役に立てたいと考えているが、、、?
今のところ、何も浮かばない!
▼
そんな時、僕にある男性が話しかけてきた!
『あのう...? 篠川さんですよね? 私は怪しい者ではありません!
実は篠川さんの能力を知って会いに来ました。』
『えぇ!? 僕の能力を、、、何処で知ったんですか...?』
『まあまあ、、、ビックリされるのはわかります! ちゃんと説明したい
ので、、、今から少しお時間もらえますか?』
『ははい。』
そう言うと、、、?
この男性と、近くのカフェへ。
店に入ると、、、店員さんが注文に来た。
『ご注文は、何に致しますか?』
『コーヒーを2つください!』
『かしこまりました。』
『では、本題に入りましょう! 篠川さんの情報は【極秘】になっているので
他の人が知っている情報ではありません。安心してください!!!』
『ははい、でも何処で、、、?』
『実は、私も篠川さんと一緒なんです。』
『僕とですか、、、?』
『えぇ、でも私のは見えていないモノを形として表す能力です。』
『例えば、、、?』
『幽霊とかですかね! でも、私だけだと何の役にも立たない! そこで
見つけたんです! 篠川さんの能力を!!!』
『僕の能力をどうしようと考えているんですか、、、?』
『二人なら、世の中の役に立つかもしれないと思ったんですよ!』
『僕と貴方と、、、?』
『すみません! 遅くなって私はこう言う者です!』
...そう言うと、名刺を渡された。
彼の名前は 『畠山 あきら』 某食品工場の企画課と書かれていた。
まぁ、怪しい人物ではない事はわかったのだが、、、?
何が目的なのか、、、?
『篠川さん! 私に協力してくれませんか?』
『何をですか、、、?』
『実は、、、こう言う事を考えているんです!』
『ほうほう、イイですねぇ~!』
そして、僕と畠山さんの考えが一致した。
▽
そして早速、僕と畠山さんは実行に移しました。
小児科の入院している子供たちに、大きなスクリーンに載せて
未作品の絵本やまだ世に出ていない映画の作品を、僕と畠山さんで
子供たちにみせたんです。
僕の能力である! 文字を浮かせて声に変換させて、、、。
畠山さんの能力! 見えていないモノを形として表すを使うと、、、?
大きなスクリーンには、文字と音声に映像と素晴らしい組み合わせになった。
子供たちは、大はしゃぎで笑い声や感動して泣いている子もいた...。
やっと! 僕の能力が人の為になった!
『これもそれも、畠山さんのおかげだ! ありがとう。』
僕が畠山さんにそう言うと、、、。
畠山さんは僕にこう言った。
『私こそ! 篠川さんがいなかったら何の役にも立ってなかったから、、、。
篠川さん! ありがとう。』
幸せって? こう言う事なのかな、、、?
この能力はあの時、、、人の為になる事がわかった瞬間だった!
最後までお読みいただきありがとうございます。