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2.説明はつづくよどこまでも

※作者が文字を書くのが下手だから


はぱー!やっと書き上げた……。そのくせ2600文字とか……んぱー!


ただ隅っこで震えていても仕方がないので、一先ずなにかしらの行動を起こすことに決めた。


そういえばあいつが言ってたステー『ポロン!』タスって…………。とまあ、このような感じで思い浮かべた瞬間に青色の半透明で四角……いや、ちょい横長の板ガラスっぽいものが出てきた。

いやまあ、なんていうか、モロだなこれ。それにしても反応早っ!


気を取り直して、えーとなになに……。


──ステータス──

名前/金橋裕治カナハシユウジ

職業/亡霊

HP:108/108

GP 10000

・スキル/『ステータス板頭脳制御』『浮遊』『透過』


HP(体力)が煩悩の数と同じとか色々あるけど、一番気になるのは『ステータス板頭脳制御』とかいうスキルだが……これ含めたこの3つが基本スキルってやつか。さっきあいつ(渋い声の人)が言ってたな。ていうかこれステータス板っていうのか。

ん、1万GP? 結構多くね? お、全スキル一覧なんてのもあるな、見てみよう。


──数分後。


ふぅー……。『可視化』、『発声』、『危機察知』、『物理干渉』……パッと見て目ぼしいスキルはこのくらいか。総スキル数すげえ多かったな。

『可視化』は文字から想像できる通り、周りから俺の姿が見えるようになるスキルだ。人間側が『可視』のスキルを持っていた場合は幽霊側の『可視化』の有無は関係がない。『可視』は遺伝し(先天的だっ)たり突然発現し(後天的だっ)たりするが、スキル発動のオンオフは変えられないらしい。

ちなみにこういった説明は、スキルを強く意識すると新たにステータス板が出て、そこにスキルの解説が書いてある。

『発声』や『危機察知』、『物理干渉』もまあ勿論文字通りだが、説明は使う時か必要な時に。

誰に説明するのか、というのは……きっと自分にだ。情報を整理するのは人生の基本スキルだから(適当)。


元手は10000GP。取得するスキルにより変動はするが、基本は1000GP。先程挙げた4つのスキルもそう。全部取れば4000GPの出費だが、あいつ(渋い声の人)が言うには今の俺はすり抜けと浮遊ができる程度のただの幽霊……いや、そもそも見えないから驚かしようがないし……。だからまあ、初期投資ってことで、とりあえず4つ取るか。


──4000GPを消費し、スキル『可視化』『発声』『危機察知』『物理干渉』を取得しました。


……と、こんな感じか。無機質な女性の声が頭の中で響くような……いきなりだからちょっとだけビクッとした。

まあこれでGP供給の目処がたったわけだ。問題はその手段だが、まあこれは後でも大丈夫だろう。




さて、ふと思ったことなんだが、そういえば俺の死体、このまま誰にも見つからなかったらどうなるんだろうな。

夜に帰宅して、風呂入って、恐らく浴槽で居眠りして溺れ死に、起きたら幽霊になっていた……てことで今は朝な訳だ。今日は多分居眠りをした翌日のはずだが……あっ、そうだ。俺の携帯が確かここら辺に……あったあった。


そして、普段通りに伸ばされた手は机の上のスマートフォンをすりぬけ、机に手を埋める。驚き過ぎて5秒ほど思考が止まった。ああこれ意識してスキルを発動しないと駄目なのか。


『物理干渉』を発動し、もう一度トライ。特に問題無くスマートフォン……スマホでいいか。スマホを手に取り、電源キーを押して画面を点ける。

今日の日付は○月○日の日曜日……予想通り次の日だ。時刻は午前のだいたい7時、朝だな。


死後だいたい10時間か。あと何時間で腐敗が進むのかとか知らないが、少なくともあと5日くらいは大丈夫だろう。だがこのまま放置すると風呂場に入れなくなりそうだ。……不思議なことに自分の遺体にはもう何の感情も湧かない。むしろどうやって始末しようかなとか考えてるくらい。まあ自分の死体を惜しむのもおかしいか。幽体離脱なんかでもないし。

俺の死体は『物理干渉』を取ったから動かせるが……やらないほうがいいか。理由としては、いずれ始まる警察の捜査を邪魔しそうとかどこに移動させるだとか、そもそもあまり触りたくないっていうのもあるし。

それはまあなんというか、ね? 自分はここにいるのに自分がそこにある気持ち悪さ、と言えば分かりやすいか……この際雰囲気だけわかってもらえたならそれでいい。とにかく俺はなんとなくだがアレ(死体)について触れたくないんだ。


まあ、死んでから風呂場を使うことはないと思うけど、自分の生活空間ぐらいさ、多少は綺麗にしときたいじゃん? そこ(風呂場)に将来的には明らかな汚れの原因(自分の死体)があんじゃん? どうにかしたいけど、しないほうが無難じゃん?


続いて普段通りロックを解除しようとして……全く動かない。『物理干渉』も発動しているし画面の感触もあるが、なんでだ。あれか、文字通り物理的に触れられるだけで実体はないので、その実体に関わるものはないと。そうだとすると指紋とかも無さそうだな。なるほど、思ったよりも不便だったか。


スマホが使えないことが判明したのでやる気が底を突きました。さぁて、どうしよっかな~。暇だなぁ~(現実逃避)。


という訳で渋い声の人から受けた説明を説明するコーナーはっじまっるよー! わぁいのりこめー。

まずは供給の目処がたったGPの説明から。

GPの獲得は人間の反応によって決まる。人間の反応というのは驚きや恐怖のことで、その対象や原因が俺となる場合にのみGPが獲得出来るということらしい。

簡単に言えば、人の目の前に俺が姿を現す、夜道を歩く人の近くで怪しい音を立てるなどでもそいつが驚けばGPは手に入る。つまりは直接的でも間接的でも(・・)が人を驚かせばそれに応じたGPが手に入るということだ。


というのをさっき考えた。多分この解釈で大丈夫……というか、あいつ(渋い声の人)時間がない割には懇切丁寧に説明してくれたしな。だから、さっきの説明の大部分は受け売りだ。


そういえばこんなことも言っていたな。


『お前と他の幽霊……はまあ別にいいが、怨霊になったやつには特に気を付けろ。スキル次第でどうにか出来るが……怨霊の力にもバラツキがある。あいつにいきなり装置を取り上げられたせいで未来予測が及ばなかったのが悔やまれるが、まあ自分の力でなんとかしてくれ』


怨霊か……。あいつがわざわざ注意を促すくらいだから、警戒しなければいけないんだろうが、まあ……3話4話ですぐ出合うなんてことはないだろう。……ないよね?

遅筆過ぎるんだよなぁ……月刊かよ。

はぁ……そうさなぁ(うち)にwi-fiが来たらすぐさま仕上げてやるよォ!(適当)

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