1.初っぱな説明回
夏のホラー2017の投稿期間が勉強合宿のせいで4日縮んだ腹いせに投稿。腹いせにしては2週間以上過ぎてるんだよなぁ……(自覚)
──前回のあらすじ(大嘘)
ソードマスター大和橋裕次郎は割りと悪の組織ギャンガリオンのアジトへ潜入。そこで見たかの邪智暴虐のマイリトルシスターの痴態を脳内HDDに保存した後、そそくさと前屈みになりながらアジトをあとにした。
ソード(隠語)マス(隠語)ター(意味不明)
俺こと金橋 裕治、アパート暮らしの25歳は一日の疲れを取るため風呂場の浴槽でお湯に浸かり、ウトウトしていたところまでは覚えてるが……案の定溺れて死んでました。
なんで『死んでました』と言えるのかは、今、俺が自分の溺死体を見てるからとしか言い様がなく。
「うわー死後ってこんな感じかー」とか、「なんてマヌケな死にかたなんだー」とか、色々言いたいことあるけど。
俺、幽霊になった!
◇◇◇◇◇
とりあえず部屋に戻った。幽霊になったからか、浴室のドアを開けなくてもすり抜けられた。というか、ノブが掴めないからそうするしかなかった。
なんかもう色々と叫びたかったけど、声出せないんだよな。これじゃただの口パクだ。
あと気になるのが、なんで服がよりによって白の全身タイツなの? もっとこう……死装束とか無かったの? それ以前に死んだ時は──入浴中だったから当たり前だけど──全裸だったのに、いつの間に全身タイツを……しかも取って付けたような三角頭巾のおまけ付き。なんで死装束は無くて三角頭巾はあるんだよ! バランス悪いぞ!
ていうかこれ、端から見たら俺、変態じゃね!?
と、そんな事を考えながら、これからどう過ごせばいいのか頭を悩ませていた頃。
『おい、聞こえるか?』
そんな渋い声が聞こえてきた。
ん? 何この声? どこから?
『聞こえんだったら良い。まあどうせ喋れないだろうが』
え? な、何? なんで喋れないって知ってんの?
『今からお前が疑問に思ってること全て説明するから耳かっぽじってよく聞け』
お、おう。頼む。……『耳かっぽじって』って言ってる人初めて見……てないな。人かどうかも分かってないし。
『まあ、お前の頭に直接話し掛けてるから耳かっぽじる必要無いんだがな! はっはっは!』
あっそういうのいいんで早く説明してください。
──数分後。
『まあそんな訳でお前は全身タイツに、俺はこの役職を降りることになった。堕ちると言い換えてもいい』
要約すると、俺の死はイレギュラーだったことと、声の主のミスでこんな状態になったらしい。どうしてイレギュラーは発生するんだろう?
で、その声の主のミスというのは、こいつが輪廻転生システムに介入……というかハッキングをし、自分で作った改造輪廻転生システムに貼り替えたところでそれが上の人達にバレ、瞬時に元に戻った……まではいいのだが、元に戻る前、そのギリギリに俺が死んだことで俺の魂は改造輪廻転生システムの影響下に置かれた。その衣裳は死装束ではなく白の全身タイツである。ふざけるミ! このやろう。
元々はこのシステムの犠牲者が出ないように入念な計画性をもって臨んだイタズラ……のつもりだったのだが、そこに俺の死が食い込んだらしい。そのことについて少しばかりの愚痴を受けたが、イレギュラーは考慮してなかったとのこと。つまり、ミスはここである。
ちなみに事件の犯人である渋い声の人はこれから地獄に堕とされるところなので、最後の仕上げに故人のアフターケアだそうだ。なんで命を賭してまでイタズラを遂行しようとするんですかね……。手の込んだ自殺とはこのことか。
『そうだ、俺が作ったシステムについての解説がまだだったな……わぁーってる、あと10分だけ時間くれたらそれで済むから……はいはいわったわった、10分なー』
お、なんだ? 他に誰かいるのか?
『あー、お前にゃ関係ない。それはそうと解説だ、ちぃと時間が無えもんでな。』
あれ、これって一方的な会話じゃなかったのか。
『お前の反応を見て推測してるだけだが』
なにその化け物じみた洞察力。すごく当たってるんですけど。
『安心しろ。神々は上も下も関係なくその能力を持ってるし使ってる。同じく俺もな』
安心できねぇよ。
更なる解説に数分の間──
『てなもんで、お前はそうしないと絶対に成仏しない。期限は1年だが、まあこれは先程述べたアレでなんとでもなる』
はい。簡単に言うと、
幽霊なんで驚かしてGP貯めてね。
↓
で、そのGPは色んなことに使えるよ。逆に言うとGPがないと八方塞がりだよ。ステータスからGP含めて色々と確認出来るよ。
↓
成仏には1兆GP必要だよ。
↑
は?(威圧)
ということである。クリ○カーでもないのに桁がおかしいんですねぇコラァ。
なんでも『どうせイタズラだしはっちゃけちゃえ☆』と0をバーッと増やしたとか。改竄しよう(提案)。……もう正規の輪廻転生システムに戻っちゃったから、旧システムへの干渉は不可能とのこと。表情筋を読み取ってんのかってくらいの洞察力持ってる神々ヤバい。はぁ……あほくさ。
『これで説明は終わりだが、他に何か質問は……ねぇみてえだな』
お、おう。こういう時どんな顔をすればいいか分からないの。
『笑えばいいと思うぞ』
あれ、意外とノリいい感じ?
『あっそうだ。言うのをすっかり忘れていたが、もし期限を過ぎたらお前は消滅する。』
えっ、あ、まあ、うん。やっぱそうなるか。
『寺生まれのTから始まる人とか神社の神主や巫女とから辺から神聖な力を受けても消滅するが……まあ頑張れ。じゃあな、裕次郎』
それを最後にブツッという音が頭の中に響いた。思わず顔をしかめた。
あ、あいつ最後にとんでもねえこと言いやがった。巫女やってる人、隣に住んでるんです。ついでに言うと顔見知り。……あと裕次郎じゃなくて裕治な。なんで名前知ってんだよ。しかも間違ってるし。
そういえば神社ってそういうのもあったっけか……あっちは寺だったと思うが、神社も駄目なのか……。
えぇぇ……二度死ぬとかいやです。でもそれも早めに来そう……な、泣きたい。
さあ唐突に始まりました見切り発車シリーズ第1弾!
果たして作者は1ヶ月以内に2話目を更新できるのか!?
こ↑こ↓から下はテキトーに書いたらクッソきたない後書きになったので文章校正。剰へ(歴史的仮名遣い)少ない読者が少なくない数で(いと紛らはし)離れるからね。仕方ないね。
この時期にこれを投稿することに作為的なもの、感じるんでしたよね?
この辺(時間帯)にぃ、うまい(上手いとは言っていない)作者の作品来てるらしいっすよ。じゃけん午前4時(投稿時刻)読みましょうね~。
(課題が残っているので今月は多分もう更新し)ないです。
夏休みの課題を後回しにする学生の屑(逃れられぬカルマ)
作者は暇人のくせして怠惰だって、イワナ、書かなかった?コメント(書いてない)
なんだよ、作者の語録ガバガバじゃねえか(そうでもないけど)
後書きや前書きを充実させるために本文を書く、
というとなんだかよく分からない動機になるけど、
給食が出るから学校に行くみたいなそんな感じでいうと、
親しみが出て分かりやすいね(そうでもないけど)
こうかは いまひとつ