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紅の姫君  作者: 相樫りわ
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第5話  CASTLE

いつもより多少長いかもです〜

そしていつもより多少サブタイトルが本編に関係しています

とた、とた、とた、とた。


向こうのほうから彼が駆けてくる。

ああ、彼はいったいどれだけの長い距離を走ってきたんだ?!


「はぁ〜・・・準備、できました。お姉さんの部屋も用意できて、中にドレスも置いてきたのでいってみてください!」


息切れしてる彼が一生懸命言ってくれる。

今はそんなのに感動できるほど余裕ないんだけど・・・

「ほら、ついてきてください」

彼はスタスタ行ってしまうから、ついていく。


通り越す部屋や廊下のすべてが紅と白のドット柄。

目が痛くなりそうだけど、たまにある優しいピンク色の模様で助かる。

壁にはたまに肖像画が・・・・


「・・・ん?」


あの肖像画・・・・

「ねえ、ココ君、あの肖像画は何?」


「え?ああ、あれはナッ「やっぱ言わないでェェ!!!」


あぁ、危ないところだった。

まったく、なんであんなところに『あの人』の肖像画掛かってんの?!

意味わかんない!

どんなアイドルだよもう。


「はい、つきました」


とかいって、彼が立ち止まったのは他の扉より一際大きくて一際豪華で、丁寧に、精巧に作られた扉。


「え・・」

「いいですよ?はいって」

その扉にもやっぱり玄関にも付いていたような小さい扉が下のほうにくっついている。

その扉を開けると・・・・


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!!!!」


絶句した。


豪華すぎる。

部屋の真ん中には金の装飾が施された天蓋つきのベッドがドーンとおいてある。

絶対キングサイズだなあれ。

部屋の壁にはもう、これでもかって言うくらいの金と銀がふんだんに使われていて、天井には夜空の模様。

ん?ちょっとまった。

あの夜空に輝く星・・・・・

全部・・・・・・


宝石?


「どんだけ〜〜・・・・」

I●KOさんみたいなツッコミが出てしまった。


いやでも、金や銀を惜しみなくここまで使うことからしておかしいけど、宝石までも使っていたとは。


しかも床は全部綺麗な薄紅色の大理石。美しいマーブル模様を描くその石に、ときどき直径センチほどの大きな宝石が埋め込まれていた。

「でかい」

おかしいだろ、いや本気で。

というかこの、部屋を紹介するためのナレーションがあからさまに登場人物紹介よりも長いのもおかしいけど、それくらいしないと説明できない煌びやかさなんですよぉ(泣)


「気に入りましたか?」

にこりと笑ってココ君は言う。

いや、そりゃ気に入らないほうがおかしいけど、生活水準のポイントがズレてるんだよぉぉぉぉぉ!!!!


「は、はい・・・」

絶対おかしいとか思いながらもあたしの口は勝手に答えを返している。

「そうですか。それは良かった」

にっこりと顔を綻ばせるココ君。

か、かわいいんだよ・・・・!

母性本能刺激しすぎ。


「あ、お姉さん、ベッドの上にドレスがおいてあるので着てください!僕もちょっと着替えてくるのでそれまで待っていてくださいね♪あと、メイドのティアラを外に配置しておきますから、着れなかったら呼んでくださいね!」

「は、はい・・・」

それだけ言うと、彼は部屋から出て行ってしまった。


あたしはしばらく呆然としていたけれど、ふと我に帰ってベッドのほうに歩き出した。


「質いいなぁ・・・」

ベッドは最高級のシルクでできているようだった。触り心地が良すぎて、この中に寝ることさえもためらわれる。

ということで、ベッドにはあまり触らないようにしながら深紅のドレスをもった。量はあるのに、羽のように軽い。

それを広げてみると・・・

それはレースと絹を何重にもしてリボンを大量にあしらったお姫様ドレスだった。


がんばって、着てみた。

シルクが滑って着にくかったけど、がんばった。

付属の白いこれまたシルクと宝石の使われた肘上までの手袋もした。

ドレスとは対照的な真っ白い純白の高いヒールも履いた。


「こ、これは・・・!」


胸と鎖骨と背中と肩が大幅に出る、紐のないドレスだった。

「ギャアァァァァァ!!」

乙女にあるまじき悲鳴とともに、あたしは鏡の中の自分から目をそらす(てか、後ろ向いた)。


「ヘルプミー!!ティアラさん、ヘルプミー!!!!」

ほとんど半泣きでした。

だって・・・!

こんなドレス着れないから似合わないから笑われるからからかわれるから赤は嫌いだから(最後のは嘘です)。


パァン!


ドアを開けて飛び込んできたメイドさんは、うさ耳が生えていました。




紅誇、大変ですねぇー(酷い作者)

そしてまた、新しいキャラが出てきたので先に紹介を〜〜〜



ティアラ・クラウン(・・・王家の人なの?:紅誇)(まさか、紅誇様、ただのメイド風情ですわ)(それにしてはなんだか名前が・・・:紅誇)

14歳(同年齢?!:紅誇)

血液型・A

うさ耳メイド。絶世の美女で超かわいい。髪の色はピーチイエローで耳は白。瞳の色は薄いピンクで、器用。

好きな物はキャロットパイとアップルパイ。嫌いなものは虫とか虫とか虫とか。

身長・142センチ。意外と低め(ちょっと待て。ティアラが低めだったらあたしはなんなんだ?:紅誇)(おチビさん♪:潤風)(黙れこの堕天:紅誇)

体重・32キロ

属性は、どちらかといえばMな方。(いるのこの属性紹介?:紅誇)(ほっといてください・・・:作者)


以上!よろしくお願いします!

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