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紅の姫君  作者: 相樫りわ
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第4話  4歳下に攫われるってぇぇ!

なんか毎回毎回無駄に短い気がする・・・

今あたしは、広いお城の中にいる。

そして今までの不可解なことを回想中。



「ちなみに、カシューっていうのは1000年前の潤風さんで、フルーツっていうのは1000年まえの僕ですよ!」

「で?あたしがその13回目の生まれ変わり・・・・・ってことは・・!!!」


とんでもないことに気付いた。


「お姉さんは僕の花嫁です!!」

「え、え、え、えええぇぇ!!!!!!」

「もちろん18になるまで待ってもらわないとですから、10年後になっちゃいますけど、王家なら12歳で結婚できるようになります!それなら4年後ですむし、長くは待たせません!だから、ね?僕と結婚してくださいね?」


この年でプロポーズ・・・・って、そうじゃない!

ツッコむべきところはそこじゃないだろう!

いや、年下はタイプだし、別に構わないけど、いや構うけど、法律も無視だしそのうえ・・・


「・・・・ベリー国永久住在・・・?」


「当たり前です♪帰らせませんからね!ていうか、帰れません。時空の歪みなんか、そうそう現れるようなものじゃありませんから!」

「え!こまる!それは!!家のご飯・・・じゃなくて、中学校生活と家族の時間がもっとほしかった!」

「それに」

ちょっと翳った笑顔で(あたしの発言を無視して)ココ君は続ける。


「元の世界に帰れたとしても、元の世界の住人はあなたのことを忘れています」


「・・え・・・?」

「時空の歪みに巻き込まれた人のことは、自動的に記憶やデータから撤去されてしまうんです。それに、そのことについては僕らベリー人にとっても人間さんにとっても、対処しきれない問題なんです」

「そ・・・んな・・・」

あたしは唖然とした。

え、ちょっとまって?

じゃあたし、帰れても自分の居場所がない・・ってことだよね・・?

それにそれは、ココ君でも潤風でも対処できないことで・・・

ってことは、

選択肢は一つ。


「諦めましょう」


にっこり笑っていいましたとさ。

だって、しょうがないじゃないですか。

帰れないんだから!


「いいんですか?」

驚いた顔でココ君はあたしを見つめる。

「うん。だって、しかたないじゃん」


っていうと、彼は破顔一笑してあたしを見つめた。


「じゃ、攫ってもいいですねっ」

「え」


いったとたん彼はあたしを抱きしめて空に飛び上がった。

もちろん横抱き(お姫様抱っこ)。

「わっ!!」

あたしが奇声を上げると、彼は笑ってあたしのほうを見た。


「大丈夫です。お姉さんがちゃんとつかまっててくれれば落ちません。多分」

「曖昧ィィィィィィィィッ?!」


絶対落ちたくなかったので彼の首にしっかと抱きついた。


彼が「お姉さんってかわいいんですね」とかいった気がするけど、スルーってことでぇぇぇ!



回想終わり。

で、攫われてここに到着したのだった。


ココ君は今あたしの良いドレスを探しに行ってくれている。

なんでも「プリンセスがその格好じゃダメですよ!!」っていうことで。


でもだからって、玄関ホールにあたしを放りっぱなしにすることないと思うのよ・・・!

無駄に広い玄関。

アニメとか本とかでしか見ないようなバカでかい扉。

壁に彫りこまれた見事な装飾。


こんなお城の中で、あたしはやっていけるのー?!


前回の紅誇の紹介に体重と身長を入れ忘れたので、それも兼ねて潤風とココの紹介を!!


付け足し

紅誇の体重:28キロ

   身長:138センチ


狼野 潤風おおのうるふ

15歳

血液型・A

基本的に自由な性格だけど、ときどき細かいところで几帳面になる。

狼耳が生えていて、1000年前は白の王子。

好きな物は肉と紅誇で、嫌いなものはハエととうもろこしとベリーの女王様(後述)(バカ!女王様を嫌いなものベストに入れるんじゃありません!:紅誇)

身長:178センチ(高ッ:紅誇)(お前が低いんだろ)(どっちもどっちですよ:ココ)

体重:62キロ(重ッ:紅誇)(お前が軽いんだよ)(またこれェ?!:ココ)


ココ=ナツ・パーム

8歳

血液型・A

いつでも敬語で優しいベリーの王子様。1000年前は黒の王子。紅誇の婚約者。

たまにキザで意外と力持ち。猫耳&猫尾が似合う。

好きな物は紅誇とマタタビ(猫かッ:紅誇)(猫ですよ〜)。嫌いなものは辛いものと苦いものとすっぱいものとしょっぱいもの(いつも何食べて暮らしてんの?:紅誇)(甘いものです♪)

身長・110.3センチ

体重・23キロ


どうもありがとうございました〜

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