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恋してるだけ   作者: 夢呂
第一章【夏休み前】
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「えー、明日から夏休みですが――――――…」


体育館に全校生徒が集まり、集会が始まると、校長からの長い話が始まった。


「ね、優妃は明日の花火大会行くの?」


クラスでも人気者な女子、数奇(すうき)透子(とうこ)ちゃんが、私に後ろからこそっと耳打ちする。


背の順で並んでいたので、前から三番目の私と四番目の透子ちゃんは前後の位置関係だ。


「あ、うん。翠ちゃんと…」

私は前にいる先生に見られていないかハラハラしながら、そう小声で返した。


「クラスの数人で集まって行こうって話があるから、良かったら翠と来てよ」


透子ちゃんが明るく、ウインクしながら言う。

そんな彼女は、同性の私から見ても可愛いなーと思う。


「あ…うん。」

見とれていた私は、少し遅れて頷いた。


(クラスの人たちと…なんて、仲良くなれるチャンスかも!!)


誰にでも優しく、明るい透子ちゃんに感謝しながら、私は夏休みを楽しみにしていた。

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