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転生ルーレット  作者: 秋葉 節子
転生二回目
8/74

新しい人が入ったわけで。

 いい加減疲れてきた……

何に疲れたって……全てに疲れたわ!

クランなんて作るんじゃなかったなぁ……

いや、むしろレギンと組んだからこうなったのか?

おのれレギンめ!

この恨み末代まで呪ってくれようか。


『いや、お主の孫に当たるだろ』


そうでしたー

前世の俺の孫でした!

それが何故!






-=Ξ=-=Ξ=-=Ξ=-






「ラフィールさん」


 ギルドへ向かおうと家を出て少しの事だ。

後ろから女の子の声がして振り向いたんだ。

俺に声掛けてくるなんて珍しいとは瞬間思った! けど、すぐにレギン関係だろうと思ったさ。


「はいはい、なんでしょう?」


「貴方……ジャイアントキリングの方ですよね?」


設立して5日で加入希望者か。

にしても、可愛いな……

赤いバラのような色、癖っ毛で肩程まである髪。

少しつり目気味のためか気の強そうな雰囲気だ。

年齢は俺より年上だろうか? 15歳前後といった感じに少し幼さを残してる。

胸は皮鎧の上だからかあまり分からないが控え目と言っておこう。

まったく無いわけじゃないぞ、無いわけじゃないからな!

今後に期待!


「質問に答えてくれません?」


そう! スレンダーだスレンダー体型だなうん。

俺はもう少し胸が……


「ちょっと!」


「あ、はい」


 おおう、思いっきり無視してたわ。

にしても……女の子に話しかけられるなんて前世以来だな!


「ジャイアントキリングの方で間違いない?」


「そうだよ、加入希望?」


まぁ、十中八九レギン目当てなんだろうな。

どうせ俺はモテないよ! 畜生!


「ええ、クランへの加入希望です」


やっぱりね。

ま、今は俺とレギンしかいないし断る理由はないんだけど。

どうするかな……正直加入条件とかは決めてないからなぁ。

ぶっちゃけ、作った理由がほとんど他クランから勧誘されたくないってだけだったし。


「んー……まぁ、いいか。 じゃあ手続きに行きましょう」


「感謝する」


 偉そうな人だな。

顔は俺好みなんだけどなぁ……

あと4,5年経てば俺の好みな美人さんになるだろうに。

ただ、こんなキツそうなのはいただけない。

俺はツンデレとかヤンデレじゃなくてデレデレが好きなのだ。


『数年後が楽しみだな』


そうだな、楽しみだ。






-=Ξ=-=Ξ=-=Ξ=-






「あ、ラフィおはよー」


「おは……よ……う?」


赤い髪の彼女と一緒にギルドへ入るとレギンがいたんだが……

そこにはレギンを囲み、5人がメンバーのような武装をしている女性達が居た。

どうせあれだろ、皆加入希望者なんだろ。

レギン目当ての!


「レギン……それ」


「ん? ああ、クランへの加入希望者だってさ」


ですよねー。

つうか、希望者全員女ってどう見てもレギンが居るからだよなぁ。


「……面倒くせぇ……」


「何か?」


おっと……つい本音が出てしまったか。

つうか……俺女は嫌いじゃないはずなんだけどなぁ。


「あー……希望者ね、じゃあ名前とランクを頼む」


正直なり立てとかはいらないからな……

最低でも討伐依頼をこなしたDランクメンバーじゃないとやっていけないと思うし。

というか、面倒だ。


「何よアンタ! 私はレギン様のクランに入りたいの!」


「レギン様のクランに入るのは私よ!」


「アンタ何様なの!」


う……うぜぇ……

女三人寄れば姦しいというが、まさにその通りだな……


「一応、クランのリーダーなんだが」


「一応でしょ! じゃあ黙ってて!」


「目障りなのよ歩く公害!」


俺キレてもいいですか?

これ怒ってもいいよね、「モブ風情がっ」って。

よーし、おじさん言っちゃうよ。


『まだ12歳だろお主は』


おお、まだ12歳なんだっけ俺。

小学六年生だぜ?

それでモテまくりのレギンって本当何様ですか。

というか、未だに話が続いてるんだが……






-=Ξ=-=Ξ=-=Ξ=-





 いい加減疲れてきた……

何に疲れたって……全てに疲れたわ!

クランなんて作るんじゃなかったかなぁ……

いや、むしろレギンと組んだからこうなったのか?

おのれレギンめ!

この恨み末代まで呪ってくれようか。


『いや、お主の孫に当たるだろ』


そうでしたー

前世の俺の孫でした!

それが何故!


「ねぇ」


そういえば、ずっと後ろに居たな赤髪の女の子が。


「ああ、すまない……」


「貴方も大変ね」


久しぶりの癒しを感じた。

労いの言葉一つで涙が出てきた。

今ならこの女の子に死ねと言われても……それはさすがに無理だな。


「クランに入りたいんだけど」


「悪い、そうだったね所で……ランクは?」


「昨日Cに上がったわ」


ほう、一人でなのか複数人でなのかわからないがCは俺と同じだし問題なさそうだ。

レギンのおっかけだろうがCランクなら十分過ぎる腕だと思うし。


「歓迎するよ。じゃあ手続きに行きますか」


ちなみにレギンと姦しい女性達は未だにレギンを囲みながら仁義無き戦いを繰り広げている。

渦中のど真ん中に居るのにレギンはなんでそんなに涼しい顔してるんだろう。

というか、あいつは笑顔と悔しがる表情ぐらいしか見たことないんだよなぁ……


「ラミさん、クランの加入手続きお願いします」


「……はい、こちらにお名前とギルドランクをお願いします」


ラミさんはあれからも、俺への態度は回復していない。

いい加減機嫌直してほしいんだけどな。


「……ローズ・アーネルジン様、Cランク……ジャイアントキリングへの加入でよろしいでしょうか?」


「ええ、大丈夫です」


「かしこまりました、それではギルドカードの更新を行いますので少々お待ちください」


え、このキビキビ仕事してる少女はだれ?

機嫌悪い方が仕事できるんじゃないのこの子


「自己紹介が遅れました。 私は北西の村から来ましたローズ・アーネルです、これからもよろしくお願いします」


「ああ、よろしくラフィール・ブッチーニ、12歳Cランクだ」


今更思ったんだけど俺の言動って12歳ぽくない?


『確かに、12歳というわりに老成した言動だよな』


ショック……


「え、12歳? ……失礼」


いいんですよー感づいてますから。

ナミダナンテデテマセンヨー


「大丈夫ですよ、ローズさんさえ良ければ対等に接してもらえると嬉しいのだけど」


「わかりました……これからよろしく、ラフィ」


さっきまでは機嫌悪そうというか無表情気味だったけど笑顔で「よろしく」なんて言われたぐらいで照れるとは……なんという破壊力。

前世ではここまでドキッと来る事は無かったのになぁ。




 で……未だにあそこは続いてるのか。

ピーチクパーチクいい加減うるさいな。


「レギン、いい加減にしろ。 他のメンバーに迷惑だろ」


「うん、それもそうだね」


「レギン様……ごめんなさい」「すいません……」


謝罪はしてるが、俺に向かって睨みまくってるのモロわかりだから。


「ラフィーどうしよっか?」


何も考えて無かったのか……

マイペースなんだよなぁ。


「じゃあ、Dランクの討伐依頼なんでもいいから一つこなして来い」


少し甘すぎたかな?

レギンの顔を見れば「そんなのでいいの?」と言ってるような顔だし。


「D……Dランクですか?」「そんな、危険です!」「私まだ剣もまともに持てませんのに……」「あの男は間違いなく山賊の血筋のものですわ! もしくは鬼畜!」「変態! 人でなし!」


え、ええ?


『一人鋭いのが居るな』


突っ込む所そこじゃないだろ!

確かに山賊の血筋だけどさ、それはレギンも一緒だし……じゃなくてだな!


「もしかして皆Eランク?」


「当たり前です!」「貴方は女である私に死ねと言うのですか」「レギン様と一緒に居たいがためにメンバーになったのですから!」「Eランクでもメンバーはメンバーですわ」「ゴブリン以上の害!」


最後の人は俺に恨みでもあるのかな?

というか、メンバーになった理由が不純すぎるだろ。

あー……面倒くせぇ。

今回生まれて初めてレギンを呪うわ……末代まで


『落ち着け、言葉がおかしい上にお主の孫だから』


「悪いけど、リーダーはラフィだから言う事聞けないなら断らせてもらうね」


ようやく、レギンが手を差し伸べてくれたよ……

遅すぎるというか、何してたんだお前は。


「そ、そんな」


一人の女性があまりのショックのためかペタリと地面に座りこんだ。

そして睨まれるのは俺。

俺はなんで睨まれてるの?

ローズさん何故でしょうか?

彼女の方を見るがすでに依頼探しをしている。

思いっきり無視かぁ。


「Dランクの討伐依頼経験無ければ入れないからな、恨むなら勝手に恨め!」


ふ……言ってやったぜ。


「いい加減うざいわよ貴方」「蛆虫」「ちょっと蛆虫に失礼よ」「レギン様と仲がいいからって調子に乗って」「夜道には気をつけなさい」


俺の堪忍袋が破裂しそうだぜ……

ここまで言われても我慢してる俺ってすごくね?

はぁ……もういいや無視しよう。

俺も依頼探さないといけないし。




「ラフィ、この依頼なんてどう?」


依頼掲示板の場所まで行くとローズが調度いいタイミングで一枚の依頼書を見せてきた。


「ん? Dランクの北西の村まで護衛依頼か付近には10人前後の野党の出現を確認済み……まぁ3人だし問題ないだろう?」


「じゃあ、受領してくるわね」


言うと同時にカウンターへと向かっていった。

早いな……彼女のペースに流されてる気もするが何故だが嫌でもないし。

むしろ、心地いい程だ。

ああ、顔が緩む緩む。


「へ~ラフィはああゆう子がいいの?」


うおっ!? 何時の間に俺の後ろに。

確かに俺のタイプではあるが。

ただ胸が……ゲフンゲフン


『まだ15歳だし成長するだろう?』


それはあれか、神の奇跡か?


『……』


なんでそこで沈黙なんだよ……

まぁ、いい期待せずに成長を待とうか。


「そうだな、確かに好みのタイプだ」


まさか普通に返すとは思ってなかったらしくレギンは目を見開いてこちらを見ている。

レギンの反応も新鮮だな。

何年もレギンと二人でしか居なかったからな当然か。

待てよ……彼女がレギン目当てだったらどうする……

将を射んとすれば先ず馬を射よという諺もあるぐらいだ、十分にありえる。

あれ? もしかして俺のぬか喜びじゃね?

くそう……やはりレギンが憎い。

本当むかつくわーレギンむかつくわー。




「受けてきたわ、場所は北西の村近辺みたいね」


北西の村近辺ねぇ……北西?


「あれ、北西の村ってローズの……」


「ええ、私が生まれた村ですね」


 ふむ、ぶっちゃけさっきみたいなのも面倒だし、いっそ拠点を移すか。

この村から拠点を移した事無かったしなぁ。

ローズとレギンが良ければそうしてみるか。


「じゃあ、拠点かえて北西の村に腰を下ろすか」


レギンは笑顔のまま頷いたし、ローズは無表情みたいだけど何処か嬉しそうに頷いた。

初の野党退治と引越しだな。

いっその事未開拓地を開拓するのもいいな。

もしかしたら未開拓地のどこかには俺達みたいに村を作ってるのもあるかもしれないし。


「じゃあ、北西の村に向かいますかー」


という事で一路北西の村へ。

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