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転生ルーレット  作者: 秋葉 節子
転生二回目
7/74

クラン設立してみたわけで

 俺がメンバーとなって早二年が経った。


 去年Eランクへと昇格して。

現在はもう少しでCランクのDランクに居る……と思う。


当然ながらレギンは常に一緒だ。


 で、現在俺はレギンと二人で森の中でブラウンウルフ……茶毛の狼と戦ってる。

今回の依頼は狼に子供が食い殺された親の依頼でその退治を依頼してきた。


 なんというか、子供を危険な場所に出すなよな……といいたくなるような依頼だが、俺達はこれで食っていけてるのは悪態などつけるはずもない。


「ラフィ危ない!」


 俺が屈むのと同時にレギンが俺が居る方向……後方へと槍を大きく振り回す。

振り回す、確かブランディッシュって英語で言うんだよな。

ブランディッシュスピア……どっかのゲームでありそうな技だな。


っとレギンがこちらに意識を向けたためにブラウンウルフがレギンに襲いかかってるな。


「レギン!」


 叫ぶのと同時にレギンは見もせず横っ飛びに回避。

標的を失ったブラウンウルフがすぐにレギンの方向を向くが隙を見せすぎだ。

俺の渾身の横薙ぎで鼻から喉元まで斬り潰し絶命した。


どうやら今のが隊長各だったらしく他のブラウンウルフ達は森の奥へと逃げ出していった。


「お疲れ」


「うん」


最近のレギンは強くなってきている。

もしかしたらもう勝てないかもしれないぐらいに。


「にしても、レギンは強くなったなぁ」


「まだまだだよ」


「ていっても、あの振り回しは野獣程度じゃ簡単に蹴散らせるだろう?」


「野獣は人とか亜人種とは違うよ……それを言うならラフィはわざと隙を作って襲わせるぐらいに余裕もあるじゃないか」


 まぁ、それはレギンを信頼してるからだってのは言わないで置くか……照れくさいしな。


『久しぶり~元気かー!?』


なんでここでお前が出てくるんだ爺。


『なんという扱いの酷さ!』


扱いが酷いとかじゃなくて空気読めよ!


『ワシがKYだと!? 認めん…・認めんぞおおおおお』


ああ、やっぱりうざい……


「? ラフィどうしたの?」


「いや、なんでもないんだ……幻聴が聞こえただけだ」


『神の言葉を幻聴とは!』


「大丈夫!? 疲れてるんじゃないの」


「わからん、何かに憑かれてるかもしれない」


『ワシは悪霊か何かか!?』


「大丈夫? 性質の悪い病気とかじゃないの?」


『ワシは病原菌か何かか!?』


 なんでレギンにまで突っ込んでんだよ。

まぁ、一々反応も面倒だし、さっさとリーダー各の牙を折って帰るか。


「気のせいだろ、いくぞ」


「あ……うん、待ってよー」


『あれ? スルー? ワシスルーされてる?』






-=Ξ=-=Ξ=-=Ξ=-






 という事で報告のためギルドに戻ってきたんだが。


「レギン様、ラフィールさんCランクへのランクアップおめでとうございます」


 どうやらCランクに上がったらしい。

やっとCランクか……正直Dランク以下だと受けれる依頼が少なすぎて大変だったが、Cランクの依頼は一番多いから助かった。


「やったねラフィ」


「ああ、これで受ける依頼に困る事も減るだろうな」


「あ、所で疑問に思ってたのですが、レギン様はクランに所属しないのですか?」


 あ、やっぱりクランってあるんだ。

というか、ラミエール……この受付嬢。

メンバーには固定の受付が着いている。

で、ラミエールは俺の登録の時に居た少女なんだけど。

本名はラミエール・アルピース。

最近は減ってきたけれどよく噛み、またトラブルを招き寄せるトラブルメーカー。

登録時にレギンの名前をレレレギンと登録したのには苦笑しかでなかった記憶が残ってる。

そして、俺とレギンへの扱いの差が意外と酷い。


「えっと…クランってなんですか? 説明受けた記憶がないのですが」


 確かにしてないな、俺はどういったものかは基本的に知ってるが。

レギンにはしてないはずだ、勿論俺にも。


「……え?」


 久しぶりに見たラミの魂が抜ける時の音。

予想外の事が起きるといつも「……え?」と呟くラミ。3日に1回はあるがな……


「えええと……ととと登録の時にししししましたよね?」


「受けた記憶はないです」


「やってません、絶対に」


「たたた大変ししし失礼しししましだっつう……」


超パニックですと言わんばかりにしどろもどろな動きをした直後に90度頭を下げたのだが。

目の前にはカウンター。

彼女は座った状態で90度も頭を下げればどうなるか……すぐに分かる事だ。

なのだけど……彼女は鈍くテーブルが割れるんじゃないかと思うような衝撃音を立てて頭突きをしていた。


「い……たいよう……」


「ラミ! お静かに」


受付嬢の中で一番偉い人に怒られてる。

まぁ、最近減ってはいたんだけれど。

なんというか、ここまで来るとドジっ子と呼べるレベルじゃない気がするんだが……


「は、はひ! ……えーと、レギン様方大変申し訳ございませんでした。遅くなりましたが、クランの説明をさせていただきます」


「お願いします」


 一々レギンは優しい奴だなぁ……普通の奴なら怒ってもおかしくないのに。


「クランとはメンバーのみで結成された同じ志を持つ方達の事を言います。有名な所で言いましたら所属メンバー全員がBランク以上のロキ様が結成しました『月狼』やかつてレキ様が結成しました『爆裂団』等ですね」


 うわああああ、俺の黒歴史を開けられた気分だ!

なんだよ爆裂団って! 恥ずかしいわ!


『爆裂団って……プっ』


 ほらぁ調子に乗った馬鹿があああ。

穴があったら入りてぇえええええ。


「『爆裂団』は現在解散扱いとなっていますので、既に存在していませんので。『月狼』が現在最高位のクランでもありますね。また、クランを結成したからといって活躍した場合クラン名が売れるぐらいですので、入るか入らないかはメンバーの皆様に判断していただいております」


まぁ、元々元山賊団とそうじゃないかを判断したかっただけだからな。


「ありがとうございます……ラフィどうする?」


「ん?作れるなら作ってもいいんじゃないか?」


ロキのクランに入るとしてもロキに聞かないといけないしなぁ。

つうか、今更入るってのも面倒だよなぁ。


「それじゃあ、クラン結成します。リーダーはラフィで」


……ん?

ココは普通レギンがリーダーをするべきだろう?

ラミも何故?と顔に出ているし。


「普通はロキ様の息子であるレギンがやるべきだと思うんだが……」


ラミもその通りだとばかりにすごい勢いで頷いてるし。

もしかして面倒事は全て俺に回す気かレギン。


「えー、腕も知識もラフィの方が上だからねぇ。僕はラフィこそがリーダーになるべきだと思うよ?」


「面倒臭せぇ……」


「それではレギン様、クランのリーダーはラフィールさんでよろしいですか?」


ラミはレギンに惚れてるんですねわかります。

俺がなにを言ってもレギンの言葉しか聞かないんだろうなぁ……

面倒臭い……


「俺がリーダーするのはいいけどクランの名前はどうするんだ?」


「そうだねぇ、考えてなかったよ」


レギンめ……


『ばくれつだん……ぷっ』


こうゆう時だけ出てくるのがうざいな。

といっても、なにかいい名前でもないもんかなぁ……

んー……


「レギンいいのない?」


「えー……ラフィに譲るよー」


いやいや、レギンってこんなキャラだったか?

まぁ、レギンは非の打ち所のない美少年だが、頑固なんだよなぁ。

俺がなに言っても無理だろう。


「……どんな名前になっても文句言うなよ」


「うん、任せるよ~」


「ラミさん、ジャイアントキリング、でお願いします」


分かりやすいようにちゃんとくぎったし大丈夫だよな!?

これで間違ったらマジでぶち切れる。






-=Ξ=-=Ξ=-=Ξ=-






 結論を言おう。

クラン名を予想通りに間違えやがったよ……

なんだよ”ラミサンジャイアントキリング”って。

ありえないでしょ!?

ドジとかじゃないでしょ!?

頭大丈夫なの!?

とか、無意識で言っちゃって大泣きされたわけで……

なんか俺が悪いみたいじゃねーか……


「……はぁ……で、どうやってクランメンバーは増やせばいい? 手続きは希望者と一緒に手続きすればいいんだよな?」


「……グスッ……グスッ……」


 まったく口を聞いてくれない。

暴れたくなる衝動を抑えてレギンに目配せをする。

レギンは俺がなにをしてほしいかちゃんとわかってくれるから助かるわ。


「ラミさん、クランメンバーの増やし方聞いていいかな?」


「グスッ……はい……クラン関係者と加入希望者を連れて私に言っていただければ加入手続きを行えます。また、加入者募集の際は言ってただければ依頼掲示板の所に一緒に張り出します」


 おお……なんだ、ラミはベソ書いてる方がスラスラ言えるんじゃないか?

一度も噛まずに言えたぞ。

俺への扱いの悪さよりそちらの方に気が向いてしまったわ!


『にしても、この子はレギンの事好きだよねぇ』


確かに、まぁ……そうだな。

レギンとラミの関係がどうなろうが、俺はどうでもいいやぁ。


「レギン、後任せたわ。帰って寝る」


「え? ラフィ、どうしたの?」


「疲れたから休むんだよ、適当にやっといて」


 なんつうか、面倒臭いなぁ……


『今日は荒れてんな?』


なんか落ちつかないんだよ。

爺さん何かしたか?


『したっちゃあ、したな』


うぉい! またろくでもない事でもしたのか?


『ま~お主に永遠の伴侶でも用意しようかと?』


は? 永遠の伴侶?

俺は転生するって言っても肉体は消えるだろ。

どうやって永遠なんてやるんだよ。


『いやぁー、前世ですごい幸せそうだったじゃん?』


確かに幸せだったな、子作り中にお前の妨害とかに目を瞑ればだが。

思い出してきただけでもイライラしてきた。


『肉体年齢12歳で子作りとかドン引きなんですけど……』


いいだろ、後数年すれば大した問題じゃなくなる。


『それまで生きれればいいけどな』


爺さん今何て言った…?

それまで生きれればいい?

まさか、俺は後数年で死ぬのか……

また随分と早死にだな……


『え? 死なないぞ?』


うぜぇ……

まぁ、ギルドに入ってる時点で何時死ぬかなんてわかったもんじゃないからな。

爺さんの言葉を真に受けても痛い目見る事の方が多そうだし……

生き死にはなるべく気にしない方向で行こうかな……

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