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転生ルーレット  作者: 秋葉 節子
転生四回目
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あの世にて5回目、爺さん何処行った?

 「ああ、そうか……犬にネギはダメなのか」


次に目が覚めた時、そこはあの黒い空間だった。

しかし、あの爺さんが居ないのは何故だ?

黒い空間には俺と何時ものルーレットだけ。

手に意識をむければ、何時ものダーツが手に収まっていた。


「おーい、爺さんどこだー」


しかし、爺さんが現れる事はなかった。

何処行ったんだあの爺さん?

というか、ここって別の場所に繋がっているのか?

あ、そういえば、あのルーレットの手前の地面と天井には穴が開いていて、別世界のルーレットがあるんだっけか。

投げる前に、そこに居るかもしれないと考えて、覗きこもうとするが、ルーレットの手前には穴もなく、黒い地面が広がるばかりだった。

上を向いても、黒い天井しかなかった。


はて? どういう事だ……?

何で爺さんはいないんだ、それと何時もなら居るはずの人魂っぽいのもないし。

俺の知らない所で何がおきているんだろうか。

まぁ、考えた所でわかるはずもないし、俺の知らない所で…と言っても、俺の知らない場所で色々動いているのが常なのだから、どうしようもないんだけどな。


爺さんとの会話は、有れば有るでうざいが、無いなら無いで寂しく感じるな……

まぁ、ウダウダと考えた所で何も状況は変わらないと思うし、早く次の転生先を決めてしまおう


何時も通りに、白い白線の前に立ち、ルーレット目掛けてダーツを投げた。

今回は人間とコボルトと獣人しかルーレットには書かれていなかった。

たぶん、獣人というのは俺とローズの子供のようなのだろうか?

それとも新種か? いや、俺とローズの子供が新種か。

ちなみに、適当に当たったのでいいやと投げた為、今回の転生先は人間に決まった様だ。

それを確認すると、眠るかの様に意識が遠のいていった。

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