あの世にて四回目、質問にはちゃんと答えろよ。
「はい、お疲れ~……あれ? なんか暗いねなんかあったの?」
「なんかあったのじゃねええええ!」
ふざけるのもいい加減にしろ!
俺がどんだけ、辛い思いしてると思ってんだ糞爺!
「あー、なるほどね……今回はワシ、一度もお主を見てなかったから、わからなかったわ。
まぁ、今回はすまなかったな。
ワシもちょい上から呼び出しくらってたからの」
そんな事言われても今の俺は信じられないぐらいだった。
アルードに裏切られ、そのせいだけとは言えないが、彼女を守れなかった。
尚且つ、帝国に奪われた。
これ以上に悔しい事が一体あるだろうか。
「ちなみに、彼女は王妃になってないぞ」
「は? だって、そのために」
「なってないものはなってない、安心しろ。
ふざけた態度を取っているワシでも、ついていい嘘と悪い嘘ぐらいわかっている。
いいから、早く投げろ、時間が無くなる」
時間なんてあったんかい!?
まだまだ聞きたい事はあるんだ!
というか、爺さんのせいで聞きたい事が増えたわ。
「あー、もううるさい、ワシが投げるわ!」
爺さんがそう叫び、「てい!」と言いながらダーツを投げた。
「おいいいいい」
「お! これは……いいテストになるな」
「爺さんテストってなんだよ! そうじゃなくて……」
「じゃあ、頑張って」
質問に答えろよおおおおおおお