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花園女学院探偵部  作者: 夏葉


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第一話 探偵部へようこそ

花園駅を降りると、目の前にマンションがあり、その下をくぐることができる。その先に見えてくる門が、花園女学院である。

その広い校内には、食堂や体育館、茶室に、全校生徒を収容できるホールなど名門私立女子校のすべてがつまっている。もちろん部活も多種多様で、弓道部に、美術部、テニス部に、軽音部やチアダンス部などなどさまざまだ・・・



4月に高校から「3ヵ年教育コース」で入学した、私は、早瀬凛である。今日は、クラブの体験入部デーなのだ。私は推理小説が小さなころから大好きで、事件を解決するような探偵ではなくとも、探偵というものにあこがれていた。この学校には‘探偵部‘なるものがあるらしく、早いうちからここを志望校にすることを決めていた。学校のホームページの説明によると

『探偵部は、校内での失くしものや、探し物といったものを、探す部活です。~昨年度の実績~落とし物発見76件~』

と、書いてあり、これに強い興味をひかれていた。

広いグラウンドの、端っこに並んでいるプレハブ小屋が部室みたいだ。こっちの列は主に文化部が使っているようで、演劇部や華道部などの部活の横にひっそりと、たたずんていたのが探偵部の部室みたいだ。緊張しながらノックをすると、

「どーぞー」

と適当な返事が帰ってきたので、恐る恐る開けるとそこには、思っていたのとちがう景色が広がっていた。山積みのお菓子の箱に小型冷蔵庫があり、残った小さなスペースに先輩が二人座っていた、色々聞きたいことはあったが、いかんいかんと思い

「初めまして、高等部1年7組18番早瀬凛です。体験入部に来ました。」

「やったー!後輩キター!やったね、春音ちゃん!あ、どうも今年から部長をやらせてもらいます高等部3年3組の春田直です。で、こっちが中等部2年、何組だっけ?の木野春音ちゃんでーす」

春音という人が会釈をする。部長さんはすごい明るい人そうで良かった。

「あの、すみません・・」

背後から声がしたので、扉の前に立ってたのを少し中に入り、邪魔にならない位置に移動し、後ろを振り返るとよく似た姉妹(?)が立っていた。

「中等部1年の田嶋かりんと」

かりんという名の一人目が、もう一人のほうをみると、

「同じく中等部1年の田嶋れなです。えと、体験入部に来ました」

「うおー!すごいや春音ちゃん、一応存続ラインの5人に届いたよ。さあさあみんな入って、最後の人は扉閉めてね。」

そうして、机の周りに置かれた人数分の座布団に座っていき、お茶を出してもらった。

「ようこそ、探偵部へ!!よくぞ探偵部へ来てくれました。去年まではもっと人数いて、こんな隅っこのちいさなぼろプレハブじゃなかったんだけどね、先輩たちが卒業でどさっと抜けちゃって、今年の新入部員と合わせて5人行かなかったら廃部だったんだけど、なんとか廃部は免れそうね。私は、9月までしかいれないけど、籍だけは3月まであるから大丈夫だよ。とまあ、こんな感じで、あとは春音ちゃんお願いね。」

「はい、私は木野春音といいます。よろしくお願いします。活動内容は、落とし物や失くしものの捜索の手伝いなのですが如何せん落とし物の捜索願を出す人が少なくて・・・それで、まあ今は女子会みたいな状態になっています。顧問の李先生から聞いた話だと、校長先生に何らかの実績を上げないと廃部も視野に検討しているといわれたそうなので、かなりやばいんです。そこでまず、みなさんには、探偵部を周知していただきたいなと思ってて、協力してくれそうな友達とかにあたってほしいんです。すみません長くなっていますね。困ったことは私か部長か李先生に聞いてください、李先生は1年6組の副担任をされておられるので、高校職員室にいると思います。私からは以上です。」

私は思った、少し思っていたのと違ったけれどここなら楽しくやっていけそうと。

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