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呪自術  作者: 積木くずし
1/5

夏休みの朝

「あっじぃ〜」

Tシャツの裾を上下に動かして、風を送ってみても湿度が高すぎてとにかく暑い!!時計を見ると8時前。夏休みは全日寝坊すると決めていたのに3日目にして暑さに邪魔されるとは…!!扇風機が虚しく首を振っている。

仕方がないので、クーラーが利いているリビングに避難しようと上半身を起こした。その時、


コンコンッ


ノックがしてドアを見ると、妹の京乎がドアを開けてこちらの様子を窺っていた。

「暑さに感謝!!起きててよかった笑!!」

そう言うと、少し間をおいて

「ちょっと相談なんだけど降りてきてくれる?」

と低いトーンでばつが悪そうに言った。



コポコポコポッ


勢いよく注がれる麦茶を見ながら、涼んでいた俺に京乎は切り出した。

「雅紀と最近遊んでたりする?」


!!!!!!!!!!!!


まさかの恋の告白!?

雅紀とは小学生の頃から友達で、小さい頃はよく京乎も一緒に遊んでたし、仲が良かった。中学に上がってからは興味の方向性というか、趣味の違いというか、俺は疎遠になってはいたが…。

確かに、気の強い京乎には雅紀のような静かで、退屈かもしれないけど、穏やかで優しい奴が合っているのかもしれない。


「何、ニヤついてんの!!勝手に頭ん中で話進めるな!!

表情に出ていたのか、京乎の喝が入る。

「突然、呼び出さられたの…。」

京乎が続ける。

「夜中の2時に…」

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