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北部戦線49 アンドレア魔導師団2

 北部戦線、エリー機動大隊現地配備、11日目午前中。

 エリー達が、帝国領に侵攻、バレット市郊外に到着してから21時間ほど経過している。

 エリーは、アンドレア魔導師団の強襲撃退後、特三機動連隊野営地にいた。

 

 エリーは三時間ほど意識を失い眠りについていた。エリーは眠りから覚め、考えていた。(私の力は、まだまだと今回のことで理解出来た。レンベルの機能を使いこなすセレーナに対して私は、全然だね)

 

 エリーのベッドの横に誰か来た。

「エリー様お目覚めですか?」

 ユーリがエリーの左手を握り心配そうに見ている。エリーは目を開けてユーリに微笑む。

「今回の件、誠に申し訳ございません」

 ユーリが目を潤ませて言った。

「アンドレア魔導師団がまさか仕掛けて来るとは・・・・・・、油断しておりました」

 ユーリは顔を下げてベットに顔を埋める。

「今回は確かにかなり不味かったね。でもユーリさんのせいじゃないよ。不確定要素てやつじゃないかな」

「ありがとうございます。ですが情報網はもっと張り巡らしておかないと、大変な事になると思い知らされました」


 エリーはユーリを見て言う。

「アンドレア魔導師団の人達はどうなりました」ユーリは少し考えて言う。

「それがですね? 我々に非常に協力的なのです。セレーナ様と契約をしたとかどうとか訳のわからないことを言いながら、べらべらと聞いてもいないことを喋り続けています」

 エリーが少し悲しそうに言う。

「それは可哀想ですね・・・・・・」

 ユーリがエリーを見て言う。

「魔導師団の潜入者がまだ市内にいるので、連邦国軍は今、厳戒態勢で捜索しています」

 エリーはベットから起き上がりシャツを着る。「ユーリさん、お水もらえますか」

ユーリは慌ててテントの端からコップとボトルを持ってくる。エリーはボトルを受け取りコップを使わずに直接ボトルに口をつけ水を飲む。

「ユーリさん! 魔導師団の隊長に合わせてもらえますか」

 ユーリはエリーの顔を見て言う。

「もう少し休まれた方が良いと思いますが」

「大丈夫、少し疲れているけど、確認しておきたいことがあるので、お願いします」

 ユーリは少し困った顔をする。

「はい、了解しました。少しだけなら」

 ユーリは準備のため直ぐにテントを出て行った。エリーは軍服を直ぐに着込んで準備を整えた。

 エリーのテントにサラ憲兵軍曹がやって来る。「車両準備出来ました! どうぞこちらへ」エリーは直ぐに車両待機場に行くと、ユーリとセリカで無くモニカが待っている。

「どこに収容されているのですか?」

「とりあえず警察施設の勾留所に収容しています」ユーリが答える。


 そして憲兵車両に乗り込み野営地を出発する。市街地は特に問題無く平穏な感じで敵地とは思えない。20分ほど走行して警察施設に到着する。エリー達を見て警備の憲兵下士官が敬礼する。エリー達も敬礼すると下士官が入口を開けてくれた。

警察施設内部に入り地下の勾留所を目指して移動する。

ユーリが歩きながら言う。

「メンバーは分散して収容しています。反抗心は無いようですが念のため」

エリーは頷き言う。「はい、了解しました。それでお願いがあるのですが! 隊長と二人きりにしてもらえますか」

ユーリが戸惑った顔をしてエリーを見る。

「え・・・・・・、それはどう言う? はい、わかりました。私共は後ろで控えております」ユーリ達は勾留所入口に留まり奥へはエリーだけが入っていく。


 エリーは鉄格子の奥の隊長に声を掛ける。レベッカは直ぐにエリーの近くに寄り跪く。「セレーナ様ですね、気配でわかります。お姿がこのような少女であらせられるとは少し驚いております」そう言ってレベッカは頭を更に下げる。

「私は、エリーブラウンと名乗っていますので、それでお願いします」

レベッカ頷き言う。「はい、エリー様ですね、了解致しました」

「それで、お名前を伺っていませんでしたね」エリーがレベッカに言うとレベッカが頭を下げる。「申し訳ございません! レベッカ グレバドスです。アンドレア共和国防衛軍、魔導師団第二遊撃隊隊長をしておりました」エリーはレベッカの目を見て微笑み言う。

「お願いが有ります。レベッカさんのお仲間がこの市内におられますが、会わせていただけますか?」


 レベッカはエリーの顔を見て言う。

「ご命令でしょうか、それならば是非も無く聞き入れるしか無いのですが」

「いいえ、希望ですね。捕まえるとかで無く、お話をしたいのです」

「連絡方法はあるのですか?」エリーが尋ねる。

レベッカは頷いて答える。

「はい、魔導思念通話が出来ます」

 エリーが少し微笑み言う。

「協力してもらえるんですね」

 レベッカは頷いて言う。

「はい、エリー様に協力致します」

 エリーは鉄格子越しにレベッカの手を握り言う。

「レベッカさんありがとうございます」

そしてエリーはユーリ達のいる入口に向かう。直ぐにサラ憲兵軍曹が来て勾留鉄格子の扉の鍵を開ける。


「レベッカさん出てください!」サラ憲兵軍曹がレベッカを見て言った。

「エリー少佐は拘束具は装着しなくても良いと言われましたが、規則ですので申し訳ありませんが、装着させていただきます」

サラ憲兵軍曹はレベッカの両手両足に拘束リングを装着した。


 レベッカはサラ憲兵軍曹を見て言う。

「エリー様とはどんなお方なのですか?」

サラ憲兵軍曹は微笑み言う。

「すべての人に分け隔てなく優しいお方です。ですが敵と認定すれば容赦無く叩き潰す。そのようなお方です」

 レベッカはサラ憲兵軍曹に頷き言う。

「そうですか、エリー様を見て気持ちが高鳴るのですが、私は変でしょうか?」

 サラ憲兵軍曹は微笑みを浮かべ直ぐ答える。「いいえ、正常な反応です」





最後まで読んでいただきまして、ありがとうございます!

 これからも、どうぞよろしくお願いします。

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