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さようなら、お母さん

両親と兄に


さようなら。

生きていてごめんなさい。


そうメールして泣きながら

目が真っ赤になりながら

部屋の隅で一人固まっていた。


苦しかったな

辛かったな…


タオルを用意した

これでは死ねないとわかっているけど


タオルで自分の首をギュッと

絞めた。このまま、あと少しで

意識がなくなるのかな。


段々と薄れていく意識。

これなら

死ねる。

泣きながら、首を絞めた。


お母さん、

ごめんなさい。

お父さん、

ごめんなさい。


私は、生まれてきては

いけなかったんだよね。


さようなら。

これで、

全て解放される。


涙は止まらない。

それでも、

もう、私は生きるのが

辛いよ。ごめんなさい。


さようなら。


ギュッと絞めたが

泣き崩れた。


涙が止まらず

死にたいはずなのに


最後に母に会いたくなった


あの温もりをもう一度だけ


触れたい


そう、思った。


涙が止まらない中、

インターフォンが鳴った。


誰だろう?


画面を見ると、

そこには

警察官がいた。


(続く)

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