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※一部実話
今日も、私は勇気がだせなかった。
紐を用意した。何度も自殺の方法を調べたが、
自殺は失敗すると後遺症で、自殺すらできなくってしまうようだ。何のために生きるのか。なぜ、人間は死ぬのに
苦しい世の中を生き抜いていかなくてはならないのか。
私は、普通の人生を全うする事すらできない。
普通に生きられたら
どれほど幸せなのか。
今日も私は勇気を出せなかった。
医者から出してもらった
薬をのみ、意識が薄れていく瞬間を待つ。
睡眠薬はもう何年も飲んでいる。
明日なんて来なければいいのに。
こんな事を思う私は、
生きている資格などないのだろう。
死ぬ事すらできず
私はただ意識が遠のくままに
ベッドにうずくまる。
助けて。
そんなことが言える
強い人間ではないのだ。
私は、弱い人間だ。
死のう、今日こそ死のう。
そう思い、
両親と兄に
メールを送信した。
泣きながらメールをした。
ごめんなさい、生まれてきて。
私は生まれてきてはいけない存在だったんだ。
ごめんなさい、
さようなら。
そうメールした。
(続く)