目を開けたらそこは森でした
久しぶりの投稿になってしまってすいません。頑張って続きを投稿していきたいと思います。
神様によって私は異世界に来た?と思うのだけど、正直確証はない。
なぜなら目の前に広がるのは森だからだ。ジャングルとか熱帯雨林みたいな森ではない。
普通森。しいて言うなら落ち葉が落ちていて、少し肌寒いから季節は日本でいうこと頃の秋だろうか?それにしても、神様なんで森に転生させた?と頭を抱えてるとふとしたことに気が付く。
なんと私の手がぷにぷにのおててなのだ!
おそらく、5歳児ぐらいのおててだ。体のあちこちを触ってみるとどうやら私は身長が縮んでいた。髪の毛はかなり短く切られていて、服装はちょっと、いやかなり汚いボロボロのワンピースを一枚着ているだけのなんとも訳あり少女に転生してしまったらしい。
5年ぐらい生きていた少女の人格はなく、私の転生前の記憶しかない…
つまり、5歳児で何も知らない少女が冬到来前の肌寒い森の中をサバイバルしなければならない…
おいおい、待ってくれよ。冗談きついよ?こちとらインドア派の根暗オタク女子よ?無理に決まってるだろ!!!あーどうすれば…泣きたい…
そんなこんなで、一時間ぐらいかな…座っていたけど何も起こらなかった。
そりゃそうだ。
何もしなければ何も変わらない。こんな森の中で誰が来るっていうんだ。誰も助けてくれない、そんな環境で私は泣きたくもなるけど、どこかわくわくしている自分もいた。
幸いなことに現在は太陽が真上にある。お昼ごろだろうか。今から行動すれば湧き水か、何か見つけられるかもしれない。頑張ってみよう。せっかく異世界に来たんだ。こんなところで死ねない。私は、この世界を楽しみたいんだ!
前の世界では、そんな勇気はなかった。育ててもらった親やいろんな理由をつけて、結局は社会をはみ出すのが怖かったのだ。勇気がなかった。だから、私は今から私はこの世界を楽しみたい。精一杯生きたい。小さくなってしまった手を握りしめ、私はこの世界の大地を一歩踏み出した。