ひとつだけ無人島に持っていくとしたら
今回のテーマは、『ひとつだけ無人島に持っていくとしたら』。これまた難解なお題を持ち込まれました。みなさん、どんな回答を持ってくるんですかね? まぁ、私にそんな機会が訪れるのかと考えると、災害でも起こらない限り、確率はゼロに近い出来事ですね。
そもそも、無人島で生き残れる自信がありません。それだと話が終わってしまいますが、「わんぱくでもいい。たくましく育って欲しい」なんていう時代は終わったのです。この元ネタを知っている人がどれだけいるのか。いや、自分の子どもにはたくましくと願いますけどね。
キャンプをしたこともなければサバイバル経験もなし。我ながら典型的なインドア生活を営んできたものです。中学生時代へ遡れば、最初の部活は美術部。担任である女性教師が顧問ということで歓迎されましたが(個人的に興味があるという問題発言付き)、女性ばかりの環境に耐えかね数週間で挫折。
未だに人見知りですが、当時の私は女性と接するのが苦手だったのですよ。中学時代は会話をした記憶がほぼなし。その後、テニスに約一年在籍。それを辞めた後は音楽の教師に誘われ、合唱部へ顔を出すようになりました。気付いた時には部員扱い。「俺、部員だったの!?」と尋ねたくらいです。
高校は必ず部活に入れという決まりがあり、友人ふたりと仕方なく囲碁部へ。半年くらいで辞めましたけどね。そこからはアルバイトに明け暮れる生活でした。あれ? 無人島の話はどこに行った? すっかりインドアの話になってしまったので、ここで流れを戻しますね。
ひとつだけということなので、ノートパソコン。もしくは、ソーラー充電機能を備えたスマホですかね。ノートだと充電できないのが悩みどころ。執筆環境さえあれば他に何もいらない気がします。スマホが使えてSNSまで完備されていたら最高だと言えるでしょう。
充電環境なしなら、三大欲求の要である食欲を取りますね。それを満たすための必需品である、火。着火器具か、ライターを持てるだけ持っていくことになるでしょう。未曾有の大災害に襲われたら、真っ先に脱落する自信があります。
<ひとつだけ>
君がいればいい。
あの頃の僕なら
そう答えたはずさ。
今の僕が求めるとしたら、
拳銃だと答えるだろう。
苦しまぬよう、
ひと思いに
幕を降ろしたいと願う。
忘れ去られた場所。
必要とされない場所。
そんな所で生きる意味はない。
翼をなくした鳥は
それでも生きたいと
さえずるだろうか。