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くそオヤジ  作者: 山口創玄
第一章
1/1

人の血が通っているのか疑問を持つほど・・・

あ〜、また始まったわ〜・・・。

布団に隠れるように頭まで潜り込み、息をひそめて、おさまるまでじーっと待つ・・・。おさまったら、ねむけ眼の演技をしながらトイレに起きて、オカンが無事かを確認しに行く。毎日毎日、オカンを怒鳴り散らす、僕のくそオヤジ。


くそオヤジを恨み始めたのは、僕がまだ4〜5歳の時、幼稚園に通ってたと頃だと思う。大好きで大好きでたまらないオカンの事を毎日怒鳴る、心の底から嫌いなくそオヤジ。幼いながらに、その時の顔を鮮明に覚えていて、まさに鬼のような目つきをしていたね。人の血が通っていないと本気で思っていたし、目を合わすことも恐くて出来なかったよ。


そう。大人になった今でも、大きな声を出しているおじさんを見る度に、その記憶がよみがえり、頭に血が上っていくのを感じてしまう程だ。。。そして、そのおじさんをやっつけてやろうかとも思ってしまう。そういえば、オカンと公園で遊んでいた時に約束した記憶がある。「僕が大きくなったら、お父さんをやっつけてあげるからね」

トラウマみたいなものなのかな・・・。





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