第20話 救出
学校の校門1
男2「しまった!」
男7「ここで2人も捕まえられるとはな」
妹「あなた達は誰?」
女1「分からない」
男2「この人達が僕を連れ去った人だよ」
女1「そうなの!?」
妹「じゃあ私達はどうなるの!?」
男2「分からない」
男2「僕達に何をするつもりだ!」
男7「言う必要は無い」
男7「君は記憶を取り戻したようだね」
男7「知られたからには消えてもらうよ」
男2「そんな……」
男7「後々厄介な事になるからな」
男2「早く逃げて!」
女1「分かった!」
フゥアン
女1「……」
妹「どういう事!?」
男2「そうか、これは能力だ」
男2「周りは時が止まっているんだ」
男2「よく分からないけどとにかくこの男は…」
男2「色々な能力を封印出来るみたい……」
男2「だからこの空間だけ動けるのかもしれないよ」
妹「そんな……つまり逃げられないの!?」
男7「遊びはここまでだ」
男7「やれ」
男8「了解」
男2「どうすれば…どうすれば……」
男2「ん、何か飛んでくる!」
男2「危ない!」
フゥアン
時が動き出した……と同時に
フワン…フワン……
女1「えっ!?」
妹「きゃあ!」
何かが2人を連れ去り、そのまま通りすぎていった
男7「何がどうなってる!」
男2「まずい、よく分からないけどあの速さだと…」
男2「銃で簡単に撃たれてしまう」
男はすぐに銃を取り出した
男2「今行くしかない!」
大学生は男に飛びかかった
ドスン…バタン
大学生は男に勢いよくぶつかって倒れこんだ
バン!…バン!…
そして銃声が響いた
男2「あ……危なかった……撃たれていない」
男2「でもここは…演技を……」
男2「うぅっ……」
バタン……
大学生は地面に倒れたように頭もおろした
男7「逃げられたか……」
男は立ち上がってそう言った
男7「だがまさか身代わりになるとはな」
男2「よし、気づかれていない…」
男2「2人は油断しているから今突っ込めばいける!」
大学生は男に再び飛びかかった
ガシッ
しかし大学生の手を掴まれた
男7「それで演技をしていたつもりか?」
男2「えっ……だけどこれしかない!」
男7「うっ…」
フウッ…ドスン
背負い投げをしたようだ
カチャッ…ズルル……
銃が手から離れ落ちた
男2「せ、背負い投げなんて…出来たかな……」
自分が突然しだした行動に驚いたようだ
男8「……」
男は呆然としている
男2「そんな事より早く銃を奪わないと!」
ガシッ
男2「よし、とりあえず銃は奪った!」
男7「くっ……」
男から銃を奪うとすぐに2人から距離をおいた
カチャ…
そして大学生は男達に銃を向けた
男2「動くな!」
男7「うっ……」
男8「……」
男2「どうしよう……」
男2「今ここから離れても大丈夫なのか…」
男2「もし、失敗したら……命がない」
男7「どうしたんだ?」
男7「逃げないのか?」
男2「駄目だ……撃つなんてできないし…」
男2「ここからも逃げられない」
学校1
男4「終わったよ」
男5「ねえ、あれ見てよ」
男5「何かあそこで大変な事になってるよ!」
男4「えっ、どうしたの?」
会社員は2階の窓から外を見た
男4「あれは大変だ」
男4「う~んんんんんんんんんんんん…」
フゥアン
1分前…
フゥアン
男4「はぁ、どこだ?」
バン……バン
男4「あそこだ!」
学校の外
男4「よし…」
男4「う~んんんんんんんんんんんん…」
男4「……」
男4「あれ?」
男8「……」
男4「そうか、あの男が能力を邪魔しているのか!」
男4「なら後ろから回り込もう」
学校の校門1
男7「どうしたんだ?」
男7「逃げないのか?」
男2「……」
男4「おりゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
バコン…バタン
男8「あっ……うぅ……」
スパナで殴られ男は気絶した
男4「痛かったかな……ごめんね」
男7「そ、そんな……」
男2「えっ……いったい何がどうなっているのか……」
男4「そんな事は気にしないで逃げるよ」
男2「あ、はい!」
男2「あの外国人が倒れたという事は能力が…」
男2「使えると思いますよ」
男2「もしかしたらこの人が時を……」
男4「ならすぐに行ける」
男4「う~んんんんんんんんんんんん…」
フゥアン
2人は一瞬で消えていなくなった
男7「何て事だ……まさかこうなるとはな……」
次回予告
いきなり拐われた2人の女子大学生の行方は。そして救出された男子大学生と取り残された大学生達は一体どうなるのか?
第21話 大きな喜び
次回予告の記入漏れがあったので記入しました。すみませんでした。
※数日後にこの知らせは消えます