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能力者達  作者: マリオ
第1章 能力の目覚め
13/21

第13話 動く者と止まる者

静止した会社

男4「やったー!!!!」

男4「とうとう時を止めれたんだよ」

親友に話しかけながら言った

男4「あっそっか」

男4「止まってるから聞こえないんだったね」

男5「聞こえてるよ」

男4「ええ!」

男5「早く外に来なよ」

男4「どうして動いてるの?」


男4「はぁっ!」

男4「ゆ、夢か……」

男4「何故か、もの凄く疲れてる気がするけど…」

会社員は辺りを見回した

男4「あれ?」

男4「時が止まってる」

男4「つまり時間を止められた所までは…」

男4「現実なんだ!」

男4「夢では外に来てって言ってけど……」

男4「とにかく外に行ってみよう」


会社の廊下

男7「……」

男4「この人も止まってる」

男8「……」

男4「この人もだ」

男4「あれ?」

男4「時は止められたけど……戻せるのかな?」

男4「う~んんんんんんんんんんんん」

男4「はぁ、はぁ、駄目だ、出来ない!」

男4「でも、どうしたら元に戻るの!?」

男4「元に戻せなかったら僕はどうなるの!?」

男4「誰か助けて!!!」


男4「はぁ……はぁ……みんな止まってる」

男4「どうしよう……」

カランカラン

空き缶が転がってきた

男4「あれ?」

男4「時は止まっているから動くはずがないよね?」

男10「さぁ、それはどうかな?」

道の角からいきなり現れた

男4「えっ、誰?」

男10「やっとお前を見つけたぞ」

男10「お前をやっと殺せる」

殺意に満ちた顔で言った

男4「え!?」

男4「どういう事!?」

ヒュー…

男10「ん?」

男は上を見た

バコン!…バタン

何かが上から落ちてきて謎の男に当たった

そして倒れこんだ

男10「うぅ……」

男10「痛ったいな」

男はゆっくりと起き上がる

男4「まずい早く逃げなきゃ」

男4「うわっ」

バタン

男10「ははっ」

男10「つまずいたか」

男10「これでお前の人生は終わりだな」

男4「う~んんんんんんんんんんんん」

フゥアン

男10「周りが動きだしたのか?」

男は辺りの光景に目を向けた

男4「能力が使える!」

男4「今のうちに!」

男4「タッタッタッタッタッタッタッタッ」

会社員は逃げ出した

男10「くそっ」


男4「でも犯罪者は捕まえなきゃ」

男4「あんな男を野放しにしていては世界が危険だ」

男4「良いことを思い付いた!」

男4「う~んんんんんんんんんんんん」

フゥアン

再び時が止まった

男10「コツ…コツ…コツ」

謎の男は歩いてくる

男4「こっちだよ~」

男10「挑発なんかしても逃げ場はどこにも無いぞ」

男4「タッタッタッタッタッタッタッタッ…」


静止した会社

男8「……」

男4「確かこの辺りだ」

男4「もし彼が能力を使っている状態なら……」

男10「コツ…コツ…コツ…どうした?」

男10「逃げないのか?」

男10「まぁ良い、もっとゲームを楽しめると…」

男10「思ったんだけどな」

男4「犯罪者め、ゲーム感覚で人を殺めているのか?」

男10「お前には分からないだろうけど…」

男10「このゲームは俺の勝ちだ」

男10「話はここまでだ」

男は歩きながら会社員に向かってくる

男10「今すぐにおま………」

男は急に動かなくなった

男4「動きが止まった!」

男4「やっぱりこの辺りでは能力が効かなくなるんだ!」

男4「何を言っているのかは分からないけど」

男4「君の能力でも無理。僕には勝てないよ」

男4「僕の圧勝!」

男4「とにかく君は刑務所行きだー」

男4「僕の力で犯罪者を捕まえたよ!、やったー!!!」

会社員は1人で喜んでいる

次回予告


犯罪者を捕まえた会社員。あの男はいったい何だったのか?

第14話 現れ始める記憶

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