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小説講座  作者:
7/59

1、文章作法 【描写のコツ】その1


描写の意味、説明との違いは理解していただけたと思います。

では、続いて描写のコツに関してです。


情報を含めて情景を描き、読者にイメージしやすいような文章とするのが描写でしたね。

なので、『どうやって情報を含めるか』が主題となります。


たくさんの文章を書く中で「これは‼」と思う描写のコツを以下に纏めます。


1、単語を掘り下げる

「桜の木」というと、誰もがパッと頭に映像が出てくるでしょう。

では、「桃の木」はどうでしょう?


梅なら出てくるかもしれませんが、桃は出てきませんよね。


画像を検索してみてください。

恐らく、誰もがびっくりすることでしょう。

私は間違って桜の画像が出てきたのかと思ったら、そうではありませんでした。

そう、花弁などは桜と見間違えるほどなのです。


そして、春の季語でもある桃の木は、3月~4月に多重弁の薄桃色の花をつけるので時期も似通っています。

桃の実が成り収穫されるのは、花弁を落として鋸歯状の葉を茂らせた8月頃。

旬はそのまま8月頃になります。


さて、簡単に調べただけでもこれだけの情報があります。


桜の木であれば、掘り下げる必要もなく読者がイメージしてくれますが、桃の木を文章で書くならば、こういった情報を含める必要が出てくるということです。

そして、これが描写になる。


ここで注意しなければならないのは、読者が求めているのは「桃の木」ってどんなだっけ?というクエスチョンの解だけであって、桃の木の全てではないということ。

『情景の一部』としての桃の木なら、細部まで描写にこだわるのは間違いだということです。

大事なのは物語なので、物語の一端を担うのでなければ、読者がイメージ出来るだけの情報を文章に含める程度にしましょう。


これが一つ目のコツです。


描写には説明という要素も含まれていますので、読者の想像を掻き立てるような描写で情景や心理を表現してください。


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