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小説講座  作者:
53/59

1、文章作法 おまけで【自由直接話法】


おまけです。


混乱してしまう為、本編とは別に紹介だけします。



直接話法と間接話法の説明をしたのですから、自由間接話法があって、何で自由直接話法はないの?って思った方もいるかもしれません。


答えはある、です。



【自由直接話法】

暑い季節になった。

何でこんな暑いんだよ。一郎は汗で張り付くシャツをうんざりとした表情で引っ張った。



上記のように、地の文に心中の独白を混ぜた文章がそれです。


ですが、見ての通り、カメラを寄せすぎたせいで人称がわかりづらくなっただけではなく、セリフが持つ特徴が地の文に反映されて、どこか安っぽくなってしまっていませんか?


セリフが持つ特徴とは、人に伝えるのを目的としたものである為、「直接的な表現が使われやすい」というものです。

暗喩を用いたりや湾曲な表現をわざわざ口に出す人はあまりいない理由ですね。


セリフは日本語として理解しやすい必要性がある為、安直な単語で構成されやすいので、地の文としては物足りない印象を受けてしまいます。


ということで、小説の文章としてはあまり適していないと言えます。

あえて自由間接話法の項目で解説しなかった理由です。


知識として、自由直接話法というのもあるんだよ、程度で覚えておくといいかもしれません。

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