表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
小説講座  作者:
51/59

1、文章作法 【自由間接話法】その2


辞書にも載ってない話法ではありますが、とはいえ、主に文章の書き方として存在を確立している話法ですので、ある程度の定義付けは可能です。


まずは話法について学ぶ必要がありますので、そちらから。




他人の言葉を伝える際の様々な様式のことを、【話法】と言います。


話法には、直接話法と間接話法が存在します。



【直接話法】

Aという人物の発言をBという人物がそのまま引用し、第三者に伝える話法。


例文

A「明日までここにいる」

B「Aは、明日までここにいる、って言ってたよ」



【間接話法】

Aという人物の発言をBという人物の視点に変えて、第三者に伝える話法。


例文

A「明日までここにいる」

B「Aは、翌日まであそこにいる、って話だよ」



これが話法というものです。

直接話法に関しては、そのまま引用すると書いてはいますが、一語一句同じという意味合いではなく、Aが言っていた内容が伝わるように「見える」という意味合いでの引用ですのでお間違いなく。



さて、ここからさらに話法を発展させます。


小説はセリフと地の文で物語を描いていくものですよね。

地の文とは、文章や語り物などで、会話以外の説明や叙述の部分をいいます。


文章表現として見るならば、直接話法は、内容が重複していてくどさを感じます。

なぜ、Aが言ったことをBがわざわざ第三者に語るのか。

Aがその場にいるなら、それはセリフとして存在させるだけで済みますので、誰かに言わせる必要はありません。


では、間接話法はというと、こちらもAの発言を伝えることに関しては適切ですが、発言にのみしか適用出来ませんといった不自由さがあります。


Aの発言のみならず、心理や感情なども視点のブレなく地の文に混ぜれたら、三人称小説のデメリットを克服出来ますよね。


そこで出てくるのが、自由間接話法です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ