表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
小説講座  作者:
46/59

1、文章作法 【一人称小説と三人称小説】


小説には【視点】と呼ばれるものがあります。

小説を書くにあたって、視点を定める必要があります。


目線って言ったほうが意味的には伝わりやすいかもしれません。

どういう角度から見られて物語が進行していくか、です。


物語というものには、語られるべき出来事というものが存在します。

その出来事の中心にいるのが一般的には主人公。

物語の中心人物に視点を合わせて、出来事が語られるわけです。


となれば、語り手が必要になりますよね。


誰が語り手になっても問題はないですが、この場合、出来事の詳細を知る人物のほうが相応しいでしょう。


物語を読者に伝えるのが文章ですから、語り手が出来事を中途半端にしか語れなかったら問題が生じてしまいます。


そう考えると、一番の候補は当然主人公となります。


主人公目線で出来事が進む小説、これを【一人称小説】と言います。



他にも物語を語るに相応しい人物がいます。


それは他ならぬアナタ、作者です。

話を作った人間が詳細をわからないはずがないですよね。


客観的な視点で主人公が巻き起こす出来事を、あるいは巻き込まれる出来事を語っていく。


こういう書き方がされた小説を三人称小説と言います。


基本的には、この二つの人称で小説というものは書かれます。

もう一つ、自由間接話法といった書き方もありますが、そちらは後ほど項目を設けて詳しく説明しますが、今回は一人称と三人称について。


どちらを選択するかは作者次第ですが、一人称には一人称なりのメリットとデメリットがあり、三人称には三人称のメリットとデメリットがあります。


それについても次の項目で詳しく説明していきましょう。


一人称小説と三人称小説というものが存在することは知ってても、じゃあ何でそういう書き方が相応しいのかって部分までは知らずに書いている人が多いように思えたので、まずはそこに触れた次第です。


それを理解した上で書くと正しい語り方も見えてくるかも知れません。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ