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小説講座  作者:
27/59

3、ストーリー構成 【起伏】その2



起伏という言葉で表現されるモノ、それは「感情」です。


上がったり下がったり、平常のままを保てない時を感情の起伏が激しいって表現しますよね。

人間は思考する生き物だから、何か物事に突き当たれば思考して感情も変化していくのです。


登場人物も一緒。


ストーリーでは障害を起伏の原因としましたが、感情に関して言えば「悩み」こそが起伏の原因にあたります。


どんなに考えても答えが出ない、どうしていいかわからない。

それでも選択を迫られる。

悩んで悩んで答えを出す過程、というのは盛り上がりに相当しますよね?


恋愛小説やホラー小説では、この感情の起伏が物語に一花も二花も咲かせます、一泡も二泡も吹かせます。


今回はストーリーと感情を切り離して説明していますが、障害があるからこそ悩みが生じるというのは説明しなくてもわかるかと思います。

つまり、直結しているのです。


例えば、ペットの猫が餌を食べ過ぎて少し太ってきた、という悩みを持つキャラがいるとします。

「悩み」=障害ですが、ペットが太ろうが別に気にしなきゃ問題はなかったりします。


ところが、飼い主は健康面も考慮して太らせてしまうことを気に病んで、真剣にどうしようか悩んでいるかもしれません。

過去にも猫を飼っていて、太りすぎが原因で死なせてしまったという事情があったらどうでしょう?


一見して出来事としては小さくても、悩みをしっかり取り上げることで、感情は激しく変化して起伏を生み出すものです。


ストーリー面から見て障害となる出来事が大きい必要はない、というのが言いたかったわけです。

キャラを悩ませれば、起伏は生まれて盛り上がりの場面となります。


まぁ、障害も大きくて悩みも大きいに越したことはないですけどね。

ストーリーを魅せたい場面であれば障害を、キャラを魅せたい場面であれば悩みを、という使い分けをして起伏とすることも出来ます。



物語を動かすのが登場人物だ、というのが目に見える構造ですね。

主要キャラには大いに悩んでもらって、起伏発生源とすることをお勧めします。


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