本音
後二日早くに上げるべきだった。
感情豊かなことは悪いことではない。好いことでもあるし、しかし一部穏やかさには欠ける。
感受性が豊かであればあるほど、感動し、綺麗なものを綺麗だと思い、素敵だと目を輝かせることが出来る。
しかし、一方でその繊細さに傷つき、怯え、哀しみ、苦しまなければならない。
達観は素晴らしい。しかし一方で感情を殺す。
自分らしく。素敵で、しかし一番難しそうなこと。
優しくなりたい。優しくはあると、分かっている。ただし、最近はそれが薄れてきているようにも思う。他人が鬱陶しく、どうでもよく感じるために。
穏やかになりたい。それは苦行そのものだ。怒りを抑えることは、恐ろしく負担がかかる。心に、あるいは体にも。
太陽のようにはなれそうにない。元々月が好きでもある。しかし、月ではこの渇望を満たせるか?
吹っ切れることは簡単で、しかし堕ちることもまた容易い。
こんな人生、と思う。満足できる人生とは? 唯一つ、このままでは何も変わらないことだけを、きっと僕は知っているのだ。
愛する。困る。分かるけれど、きっと。楽じゃないし、面倒だし、けれど愛されなければきっとつらい。
ありがとうは大好きだ。笑顔も、可愛いと思う。でも、世の中それだけじゃ生きていけない。
僕はきっと、弱い人。ゆえに強さを望み、そして今、その願いに押しつぶされている。
僕はきっと、人が喜ぶことより、自分が楽しむことのほうが好きなんだ。なんて自己中心的で、甘い。それでも、たぶん、好きな人たちが苦しむのは嫌い。
博愛主義者。お前は聖人か。それは、なんて、難しくて、あるいは簡単なことだろう? 自分が一番好きで、そしてその他大勢も良し、とするのだ。
明るさとは、なんて酷いものだ。その輝きさえなければ、きっと闇だって怖くは無いのに。お前が明るいから、光がみんなを引き寄せるから、お前に憧れて、そして自分では出来ないことを知ったんだ。
月でもいいんだろうか? 月でも、みんなは来てくれる? 光に、なれるでしょうか?
その考えが危ないものだと知っていて、それでも望むのは弱さかな?
あぁ、なんて、簡単なこと。僕は死ぬことが怖くないんじゃない。生きることに執着していないだけなのだ。




