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セキュリティ事件解決しちゃいますが、何か?JK紬のセキュリティ相談室  作者: 雨後乃筍
2章 制服の裏側

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7/9

2−3 ネットの裏側

 私はパパに今日のフリマの件を話してみた。


 思春期の女子高生が、パパとこんな話ができるなと不思議がられるが、我が親ながらこの手の話題には非常にクールでパパらしさを感じず、「まだChatGPTの方が感情的に思える」ような雰囲気を出してくるから、逆に相談しやすい。


 パパが、そのフリマの出品を見てみたいというので、七香にリンクを送ってもらった。


 即座にパパは同じ場所に到達したらしい、しばらくスマホとノートPCを操作していたと思ったら、考え込むように黙ってしまった。


「これは思ったより深刻かもしれないな」


「どういうこと?」


「おそらく、いやほぼ確実だが、この子はゲームかその類のチャットで知り合った相手に、売っているな。ほら」


 パパが見せてくれた画面では、「〜様専用」の、〜様と同じ名前のアカウントが、某ゲーム用掲示板に表示されてた。


「この売り手は、ゲームで知り合った相手に制服などを売っているようだな。どっちから声を掛けたか今はわからないが、これがリアルで会うようなことがあった場合は、犯罪に巻き込まれる可能性がある」


「でも、この売り手が、同じの学校の子とは限らなくない?ましてや高校生かどうかも」


「確実ではないが、高校生だろう」


「なんでそんなことがわかるの?」


 パパは、PCの画面をこちらに向けた。そこには、この売り手と思われるアカウントが発した発言の中で、「高校合格♡」の文字があった。


「いつの間に・・」


「ネット情報の裏取りは当たり前だろう」


「でも、高校生だからって、同じ高校だとは限らないでしょう?」


「それはまだ確認できないが、これだけ同じ制服を用意できるのだから、何がしかのルートがあるはずだ。」


 たしかに


「確か紬の高校では、制服バザーとかの企画をPTAが主催していたな?」


「うん、秋の文化祭の時にやってるね」


「そこで集められた制服が売られている可能性があるな」


 パパはしばらく考え込んだ後に、ぼそっと言った。


「学校に言わないといけないな」


「え?学校?ちょ、ちょっと待ってよ。そんなことしたら私や七香が喋ったってわかっちゃうじゃん」


「それは大丈夫だ、パパが勝手に見つけたことにする。現にこうしてフリマアプリに表示されている」「早い方が良いな。明日午前中に学校に連絡してみよう」


「紬、これは子供のいたずらで済む話じゃない。買い手は間違いなく成人男性だ。まだ現時点であれば、制服だけでリアルでは誰も被害者になっていない可能性が高いが、時間が経つとリアルな被害者が出る可能性がある。大人はこういう時に迅速に動く責任があるんだよ」


 なんか大ごとになってきた。


<つづく>

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