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セキュリティ事件解決しちゃいますが、何か?JK紬のセキュリティ相談室  作者: 雨後乃筍
7章 サポート詐欺

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48/79

7−6 点と点を繋ぐ

 先生たちの厳しい視線、健太くんの荒い呼吸。


 張り詰めた空気の中で、私は一度だけ深く息を吸い込み、ゆっくりと吐き出した。


(焦らないで。ノイズを取り除いて、事実ファクトだけを見るの)


 パパの言葉が脳裏でリフレインする。


 私が顔を上げると、視界がクリアになった気がした。


 さっきまでの「JK」としての顔を捨て、私は健太くんの目を真っ直ぐに見据えた。


「健太くん。その『先日』って……具体的にいつのこと?」


 私の声は、自分でも驚くほど低く、落ち着いていた。


「2、3日前かな?」


「変なメッセージが送られる前?」


「そうそう、確か変なメッセージが送られたって話がでる1日前」


「どんなウイルスだったの?」


「よくわからないけど、夜作業していたらすごい音がして、すぐサポートセンターに電話をしましたよ。サポートセンターですぐに対処してくれたので大事に至らなかったけど」


「サポートセンターの人が来たの?」


「いえ、リモートで対処してくれました」



「その電話番号はわかる?」


「えっと電話の履歴に残っているはずです」


 私はその番号をインターネットで検索してみた。


 私は大量の検索結果を目で必死に追った。


 パパならきっと簡単に見分けられるのに。


 ・サポート詐欺

 ・偽コールセンター

 ・SCAM(詐欺)

 ・遠隔操作リモートコントロール


 そんな言葉が次々と出てくる。


 そして、それぞれのページを開くと、体験談や、詐欺の性質なども掲載されていた。


 言葉巧みにセキュリティソフトを無効化され、遠隔操作用のプログラムが、それと気付かずにインストールされてしまうことが。


<つづく>


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