表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
セキュリティ事件解決しちゃいますが、何か?JK紬のセキュリティ相談室  作者: 雨後乃筍
4章 性的なネット脅迫

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

22/79

4−5 秘密

「ねぇパパ、佐藤君のメールに『本物のパスワード』が書かれてたって。どうして?」


「いいかい、もし本当に、そのスマホなりPCなりに侵入できていたとしたら、紬ならどうする?」


「えっ、どうするかな……」


「紬が悪い人でお金を得ようとしたら、だ。想像してごらん」


「うーん、そうだな。オンラインバンキングとかQR決済の情報を盗もうとするかな?」


「そうだな。その場合、本人に侵入できている事がバレない方が良いだろう?バレるまで好きに覗き見できるのだから」


「それはそうかも……」


「つまり、自分が侵入できていると言って来ている時点で嘘だってことだ」


 なるほど、そう言われれば、そうかも。


「じゃあ、脅迫メールに書かれていたパスワードってのは?」


 パパは満足げにタブレットを操作し、世界中の情報漏洩事件の一覧を映した。


「過去に流出したパスワードを、犯罪者は“ダークウェブ”で買う。100万件で100ドルだ。日本円で1万円ちょっとだな。」


「や、安っ!」


「彼らはそれを『証拠』のように貼り付ける。実際は、偶然一致してるだけだ」


「つまり……本当にハッキングされたわけじゃない?」


「そう。使い回したパスワードが原因だ」


 私は唖然とした。


「怖い……。じゃあ、どうすればいいの?」


「まず1つめのポイント、パスワードを使い回さない。サービスごとに別々のパスワードを使うことが重要だな」


「そして2つめのポイント、漏洩事故が起こった時に通知が来ているはずだから、その時にパスワードを変更すること、そしてさいごの3ポイント……」


「強いパスワードを使う!英語の授業で習ったやつ!」


「覚えてたのか?」


「ギリギリ!」


 二人で笑い合った。


「運じゃなく意識の問題だ、紬」


「はいはい、セキュリティ先生」


 パパは苦笑した。


「それと、佐藤君には“絶対払うな”と伝えなさい。盗撮動画なんて存在しない」


「うん、分かった」


 笑いながらも、私は心の中で誓った。佐藤君のように苦しむ人をもう出したくない。


<つづく>


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ