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セキュリティ事件解決しちゃいますが、何か?JK紬のセキュリティ相談室  作者: 雨後乃筍
4章 性的なネット脅迫

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21/79

4−4 禁句

「それはセクストーションと呼ばれる、偽の脅迫メールだな」


「せ、せくす??……なにそれ!?」


「まれに本当に盗撮されるケースもあるにはあるが、今回のは違うな」


 夜帰宅したパパに、今日佐々木先輩から聞いた話を伝えたところ、なんてことはないという調子で返された。


「性的な恐喝詐欺だ。男の子がこっそり見る、あの手のビデオを見て、そういうことをしているところを録画したと脅迫するメールだ」


「なっ!パパ、娘の前で!」


 私は顔を真っ赤にしたが、パパは真面目な表情で続けた。


「でも実際は録画なんてされていない。全部ウソだ」


「ほんとに?」


「ああ。この手の詐欺は世界中で蔓延している。恥ずかしさと恐怖を利用するんだ」


 パパはタブレットを開き、怪しいメールの例文を見せてきた。


「これ……佐藤君の話とほぼ同じ!」


 知らずに身震いしていた。


「だろう? だから金は払うな。盗撮された動画なんて存在しない」


 ほっと胸を撫で下ろした。


 でもパパの口は止まらない。


「彼らは“ハッキングした”、”恥ずかしい行為を盗撮した”と言ってくる。しかし実際は誰の端末にも侵入していない。言葉だけの嘘だ」


「もう、また……そんな得意げに言わないでよ」


「得意じゃない、事実だ」


 私はクッションを投げた。


「おいおい、父親に物を投げるな」


「だから、もう、その話を娘の前で言わないで!」


 言いながらも、少しだけ笑ってしまった。


 あのメールの恐怖が少しずつ消えていくのを感じた。


「パパって、ほんとに頼りになるね」


「ん? 何か言ったか?」


「なんでもない!」


 私は慌てて背を向けた。


 あれ?でもそうだとすると、もう一つの疑問がある


「ねぇパパ、佐藤君のメールに“本物のパスワード”が書かれてたって。どうして?」


<つづく>



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