表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
セキュリティ事件解決しちゃいますが、何か?JK紬のセキュリティ相談室  作者: 雨後乃筍
3 無意識の行動と心霊現象〜コックリさん

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

15/79

3−5 再生への伏線

 翌日、私と七香は、明美ちゃんと会って話を聞いた。


 見ず知らずの小学生と話すなんて私にはハードルが高いけど、流石の七香のコミュニケーション力だ。


 あっという間に小学生と打ち解けて、なんと遊ぶ約束までしていた!


 これはパパからの調査依頼。


「紬、七香ちゃんと、明美ちゃんに聞き取りを行ってくれ。できるだけ早く」


「そして、正美ちゃんの周辺で何か変化がなかったのか確認してほしい。具体的には、生活動線の変化、時間の変化、学校での休み時間の過ごし方の変化だ」


「その年代の子供に大きなストレスになること。それは家庭環境の変化だ。そして、その中でも両親の離婚が最も可能性が高い」


「次のステップで正美ちゃんの両親に話す必要がある。明美ちゃんに協力を要請すること」


 女子高生が聞き取る内容としては、ちょっと重い。


 だが予想外にすんなり判明した。


 明美ちゃん自身が正美ちゃんから聞かされていたらしい。


 最近は自宅ではなく、おばあちゃん家で夕食まで過ごすことが多いってこと。


 正美ちゃんの父親と母親が、あまり一緒に家にいないこと。


 最近、一緒にいるとこを見たのは「体操服」の時で、それ以外では一緒にいるところを見ていないこと。


 明美ちゃんは言っていた。


「最近、正美の笑ったところ見てない」


 私は七香と顔を見合わせた。


 私は聞き取りの結果をパパにLINEで送った。


 パパからの返信は「これから正美ちゃんの親御さんに連絡する」だった。


 え?直接?


 私が驚いていると、七香が覗き込んできて


「さすが紬のパパ!」

 ってウインクしてみせた。


 そこからの話は、私には「大人の話」として聞かされることはなかった。


 ただ、パパは何度か正美ちゃんの両親に会っていたらしい。


「紬、準備が整ったぞ。最後の仕上げを紬と七香ちゃんにお願いしたい」


 私はパパからの話を聞いて、腰を抜かしそうになった。


 そんな他人の家庭にずかずか入り込むような真似をしていいの!?


 しかもパパからの依頼内容、めっちゃハードル高いんですけど!


「紬、セキュリティの要は人の心だ。今回は正美ちゃんのために多くの人の心を動かす必要がある」


<つづく>


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ