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第二話「失われし力と気付かれし感情」

こんにちは!

なんとか書き終えました…。

高校生のときに性的な方に何も気にせずに話してくる人ってめっちゃいい人だと思ってる!

次も連載頑張ります!

放課後、俺は椿と一緒にショッピングモールに向かっていた。僕は、椿と楓の関係が、まさか下着を贈るほどの関係になっていたことに驚いている。大丈夫だろうか。まだ僕らは高2だ。楓に至っては高1だし、流石にそこまでは進んでいないとは思うのだが…。

さりげなく…いや、ストレートに聞いてやろう。教えなかったら能力を使って無理やりにでも知ればいい。


「てか、どうして下着?」

「どうしてって?」

「普通、高校生のカップルは、誕生日プレゼントで下着なんて買わないと思うんだけど。」

「…え?」

椿が驚く。

「あああああ!!そうじゃん!楓そろそろ誕生日じゃん!!」


やはりこいつはバカだ。少なくとも椿と楓はもう1年目のカップルなのだ。というかそれ以前に、カップルになる1年前くらいから一緒に遊んでいたのだ。流石に覚えろ。

だが、それは一旦置いといて、更に謎が深まった。


「まてよ、それなら余計になんで下着なんか買いに行くんだよ。」

「ん?あ~そうじゃなくて、買うのは楓くんの下着じゃなくて私の下着。」

「……?」

「だから、言ったじゃん。"楓くんの下着の好み"とか兄弟しか分からないって。」


なんてことだ。てっきり楓の下着のことだと思っていた。

でもつまり、少なくとも、椿と楓の関係は、下着を見せる関係にまでなっているということか…?

本当に大丈夫だろうか…?これより深く聞くのは僕のプライドが許せない。流石に能力を使おう。


僕の能力は一文で表せば「全てを司る能力」。まるで神のように、すべてを自分の好きなように知り、動かし、消すことができる。ただし、「自分が誰かに恋心、または愛情を抱いていないこと」という条件がある。最初は、弟や親への愛情で使えなかったのだが、精神的に早く自立し、愛情が薄れていき、いつのまにか能力が使えていた。愛情が無いとはいえ、単純に心配するし、嫌いではない。

とにかく能力を使うとしよう。


頭の中に呼びかける。すべての知識を呼び覚ますように命令する。その膨大な量のデータから椿と楓の関係、また両方が思っている二人の関係と、ここから2週間の二人の予定を選別し、……。

おかしい。

いつもなら、もうとっくに情報を得られているはずだ。まさか…。


足を止める。


「ん?どうかした?」


椿が振り返る。椿の心も読むことができない。透視も使えない。

周囲10mが抉れるほどの力に設定して地面を殴ってみる。

僕の拳は地面にあたり、ゴスッという鈍い音を出す。

手が痛い。


「え…どした?」


椿の心配するような、引くような声が聞こえる。

ただ、僕はそんなことはどうでもいいくらいに絶望していた。


まさか…


俺は誰かに恋をしているのか…?

最後まで読んで下さりありがとうございます!

初心者も初心者なのでアンチコメもバンバン待ってます(?)

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