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第二十四話 VS白峰響


 『硝子の棺』内部は中心部に聳え立つ古城とそれを覆い隠す黒い森が延々と広がる広大な空間だ。

 その黒き森の一角、開けた空き地をさらに切り拓いただだっ広い空間で数多の眷属モンスターがぶつかり合っていた。

 屍鬼ヨモツイクサと英霊エインヘリヤル。ともにDランクモンスター、ともに不死者、ともに戦士である共通点を持つ二種のモンスターが互いを打ち砕かんと体ごとぶつかっていく。


「やるね。私のエインヘリヤルを一蹴するとは」

「スペックに勝る以上、正面からの殴り合いならこっちに分があるので」


 激突──そして打ち勝ったのはヨモツイクサ。斬り付けられる剣戟を気にも留めず、力強い殴打がエインヘリヤルを殴り飛ばした。

 日本産のネイティブカードであり、北欧のエインヘリヤルより単純な戦闘力は一段上回る。そして眷属の生産速度においても響のヴァルキリーよりもヨモツシコメが勝る。

 眷属の質と量。双方が守善側に軍配が上がる以上、眷属同士のぶつかり合いならばこの結果は当然だ。


「先輩との模擬戦もかれこれ七十七戦目。そろそろ先輩にも土の味を舐めてもらいましょうか……!」

「意気は買おう。でもしばらくはゴメンだな、悪いが先輩の威厳にひれ伏してくれ!」


 殺気すら滲んだ守善の凶悪な宣戦布告。恫喝に似た語調のそれに響は凛と応えた。のみならず響のエース、ヴァルキリーを動かして前線の不利をひっくり返しにかかる。


「エール、いつも通り頼む!」 

「うん、まっかせて! 負けないぞぉー!」


 テンション高めで軽め。一言で言えば能天気そうな声が響の指示に応じる。エールと名付けられたヴァルキリーが槍を掲げ、背の白翼を羽撃(はばた)かせ、前線の眷属集団に向けて全力の突撃(チャージ)を敢行した。

 左右に羽飾りのある戦兜、光り輝く胸甲で身を飾る勇壮な姿はまさに戦乙女(ヴァルキリー)の名に相応しい。


「ドッ……カーーーンッ!」


 突貫(とっかん)と言いたかったのか、はたまたその場のノリで勢いのまま叫んだのか。恐らくは後者だろうと守善は思いつつ、しかしヴァルキリーの突撃は勢いに相応しい戦果を見せた。


 正しく、蹂躙。


 ただの一突きで十を超えるヨモツイクサが槍の穂先に貫かれ、蹴散らされる。隊列が食い破られるやいなや、たちまちの内にエインヘリヤルがその傷跡を食い荒らしていく。

 ヴァルキリーの名はエール。エインヘリヤルの眷属召喚のみならず、武術・魔法の両面を兼備し、高度な飛行能力すら備えた響が誇るエース。Cランクでも上位の戦闘力を誇る万能アタッカーだった。


()()()()()ってのがこれだけ厄介とはな……!?」


 吐き捨てる守善の語気の荒さから伺えるように、その万能性から明確な対策を取るのが難しいシンプルに強いタイプのモンスターだ。

 近接戦闘で劣るならば遠距離から魔法を、遠距離で後れを取るならばその逆を。数の優位はエインヘリヤルで対抗され、危機に陥ればその背の白翼で空へと一時離脱して逃げ延びる。

 ()()()()()()()()()()()()()()()()()()()なのだからその厄介さが分かるというものだ。


「――エール様だけにお気を取られていてよろしいのですか?」


 さらに守善に迫る脅威はエールとエインヘリヤルだけではない。

 眷属同士がぶつかり合う混沌とした戦場に潜む姿なき暗殺メイド。その万能性(オールマイティ)故にオルマと名付けられたシルキーの淑やかな美声が軽やかに奇襲を宣言する。咄嗟に声が聞こえてきた方向へ振り向けば、しかしそこに影も形もなく――、


「ま、旦那様(マスター)はや、やらせません、から!」

「お美事なお手前でございます、ヨモツシコメ様」


 キンッ、と硬質なもの同士がぶつかり合う甲高い音が響く。

 その正体は響のシルキー・オルマが投擲したスローイングナイフと、ヨモツシコメが展開した中等補助魔法シールドバリアがぶつかりあった衝突音だ。

 視線を戻せば険しい視線を向けるヨモツシコメの技量を余裕のある表情で評価するオルマの姿がある。


「メイドが暗殺者の真似事か、オルマ?」

「主に望まれれば万事全霊を尽くすのがメイドの務めでございます。暗殺、奇襲もその一つなれば、どうかご無礼をお許しくださいませ」


 戦場にありながら上品な仕草でスカートの裾を摘み、さり気なく片足を下げる優雅なカーテシーを披露するオルマ。場違いな仕草にも関わらず絵になる姿に一瞬目を奪われる。磨き抜かれた所作の美しさはある種の目眩ましとしてすら機能するのだ。


「……逃がすなッ!」

「ハッ、ハイ!」

「ご希望に添えず、恐縮でございます。ですが何卒ご容赦を――」


 一呼吸分の時間を無為に費やしたことに気付き、声を荒らげて追撃を指示する。応じた周囲のヨモツイクサがオルマに掴みかかるが、その出鼻に巨大な粘着糸を投射され、絡まった個体が地を転がった。

 中等状態異常魔法、マジックウェブ。カーテシーの動作に紛れて詠唱を終えたそれがヨモツイクサの足を止めたのだ。先頭の足が止まれば後続の追撃も鈍る。稼げた時間はほんの数秒だが、それで十分。オルマは最後まで優雅な足取りで混戦が続く前線に紛れ込むと再び姿を消した。


「厄介、だな」


 本音を込めて呟く。眷属の乱戦に紛れての奇襲。分かっていても対処困難な良い手だ。


「ヤれ、レビィ」


 だからこそ響に模擬戦を挑んだ甲斐があるというものだが。()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()


「ふっふーんっ! どんなもんだい――ってイタァッ!?」

「主命にて、御無礼仕ります」


 散々にヨモツイクサを打ちのめし、槍を掲げて勝ち誇るエール。無邪気ですらあるその背中に乱戦の影から音もなく姿を現したレビィが容赦なく一撃を加えた。全体重を込めた短剣による刺突が頑丈な胸甲を貫き、華奢な背中を存分に抉ったのだ。


()ッ、()ッ、()ァァ~~ッ!! もう、(いった)いなぁッ!?」


 ぴょんぴょんと飛び跳ねて元気に騒ぐエールだが、見かけほどその傷は浅くない。

 背中を抉った時の血飛沫がレビィの頬を赤黒く汚す。ヒット&アウェイで離脱したレビィは冷静に返り血を拭った。ドロリと手を汚した血の量が傷の深さを物語っていた。

 本来レビィのMAX戦闘力は500、対しヴァルキリーのMAX戦闘力は850。同じCランクであっても彼我の戦闘力には1.6倍以上の差がある。その圧倒的格差は本来奇襲による深手を軽症で済ませるほどに隔絶しているはずだった。


()()()()()()()()()()()……! オルマの奇襲をそっくりそのままやり返してくるとは味な真似をしてくれるね」


 その秘密はレビィの繊手に握られたダガー。一見はこれまでと変わらずとも、その内側には姿なき器物精霊たる付喪神が宿り、レビィの戦闘力を大きく底上げしていた。

 付喪神。

 物品憑依型というかなりレアなタイプの装備化スキルを持つCランクモンスターだ。その特徴はアイテムに憑依することでアイテムが持つスキルを取り込むことができる。Cランクの戦闘力を持ったアイテムが自律して動き回るようなイメージが近いか。当然マスターやモンスターへの装備化も可能だ。

 今回で言えばレビィのメインウェポンであるダガーに憑依し、その戦闘力を底上げしたのだ。

 その目的はなによりもレビィの戦力向上。ヒデオのホムンクルス・リオンがリビングアーマーの装備化スキルによって膂力と防御力を補強している姿を見て取り入れた強化策だ。

 『不死者の窟』踏破の分け前約二千万円と貯金、更には響に借金すら申し入れて搔き集めた資金を躊躇せずにぶち込んで購入した特記戦力である。


「おかげさまでよく学ばせてもらっていますよ、”師匠”?」


 若干の皮肉と揶揄を込めた悪童じみた笑みを浮かべる守善。性格の悪い物言いに苦笑をこぼしつつ、手際そのものは百点満点だと高評価を下した。


「ヨモツイクサが半壊した油断を突いての奇襲。もしかして狙っていたかな?」

「エールの背後を突くにはその程度の(エサ)は必要でしょう? 安くはありませんでしたが、取引のレートは悪くない」


 眷属の影に隠れての奇襲の練度もさることながら、そこまでの組み立てがいい。敢えて前線で暴れるエールを放置し、ヨモツイクサが半壊した最も油断するタイミングを突いた。

 ただ響の奇襲戦術を取り入れるのみならず彼我の戦力差とエールの性格を考慮し、独自の工夫を施した一撃に響はパチパチと拍手を送った。


「参った。エール、調子に乗りやすい君のクセを読まれてたみたいだよ? だからあれほど油断大敵だって口を酸っぱくして言っただろう?」

「ふーんだ! 響のイジワル! 痛い目にあってるのはボクなんだぞ、もっと労わってよ!」

「痛い目を見ないと学ばないところを直してからそういうことは言ってほしいな」


 苦言を呈するも聞き入れず、プンプンと頬を膨らませるエールに苦笑をこぼす響。

 このヴァルキリーは見ての通り前向きでポジティブだが同時にそそっかしいうっかり屋。喉元過ぎれば熱さを忘れる類の精神構造の持ち主なのだ。()()言えば()()返ってくるのは目に見えていた。


「とはいえ放ってもおけないか。オルマ、頼むよ」

「かしこまりました、お嬢様」


 音もなくエールのそばに現れたシルキー・オルマによる初等回復魔法で背中の傷が治癒していく。傷の深い部分はまだ癒着していないが、ひとまず表面上の傷は塞がった。

 元々『棺』内部では常時強力な回復効果が発生する。しばらくすれば完全に治癒するだろう。


「やったー! これでまた戦えるもんねー! 残念でしたー!」

「こら、調子に乗らない。そもそも――()()()()()()()()()()()()()()()?」

「……ま、全てのスキルを使わなかったのは確かですよ」


 常時負傷が回復する『棺』の中なら本来ロストの可能性は限りなく低いはずだったが、()()()()()()故にいまのレビィならCランクのヴァルキリーを即死させるほどの威力を叩き出せたはずだ。

 もちろんただの模擬戦でカードをロストするような馬鹿馬鹿しい真似ができるはずがない。それ故に守善は手心を加えたが、公平を期すなら模擬戦上エールはロストしたと考えるべきだろう。


(ヨモツシコメとレビィのシナジーが恐ろしいほどに効いている。そこに付喪神による装備化スキルと搦め手を組み合わせれば……私達ですら油断ができない)


 三ツ星冒険者の中でもプロに近いレベルである響のエースを落とす大金星。その確かな戦果を響はまぐれなどと考えず、適切に評価した。


(エールが落ちてこちらの戦力はオルマと付喪神・ネネの二枚だけ。彼のシンクロの技量も悪くない、どころか一部は既に抜かされてるな。これで彼らに対抗するのは難しい……)


 初めて出会った時の懸念だったカードとの絆も順調に深まり、連携の練度そのもの別人のように練れている。

 なにより目覚ましいのはシンクロ技量の成長だろう。50%三体制御のマルチシンクロを維持する響に対し、20%ほどのマルチシンクロを維持しながら要所で単体99%のフルシンクロへと瞬時に切り替える効率運用で対抗してくる。その切り替えの滑らかさと要所の見極めは響をして驚嘆に値する練度であり、実戦に即したリンク技術を磨いてきた証だった。


「――参った。私の負けだ」

「えーっ!? なんでなんでなんでぇーっ!? ボクはまだ行けるよ!!」

「きれいに一本取られた挙げ句オルマの回復魔法を見逃されたのに意地を張るのは流石に大人気ないかなって」

「うぅぅ~~ッ!?」


 諸々を勘案して響は大人しく両手を挙げた。ギブアップのサインだ。勝ち目がないとは言わないが、要であるエースが落ちた以上天秤ははっきりと守善の側に傾いた。それを認めないほど響は狭量ではない。


(思っていたよりも随分早く負けちゃったな)


 と、大分苦味の強い苦笑を浮かべながら掲げた白旗だったが、その潔さにはエール以外の全員がむしろ評価を上げたようだった。なおエール本人は純粋に敗北を悔しがっている。良くも悪くも裏表がない性格なのだ。


(強くなった)


 その恐ろしいまでの成長スピードには先輩としての誇らしさや寂寥感よりもむしろ恐怖すら感じた。なんと言っても守善の冒険者歴は半年に満たないのだ。


(落ち着いて……。守善君の成長は私にとってもプラス。嫉妬するなんてダメだ)


 自嘲と自重を込めて内心で呟く。この敗北に思うところはあれど、感情を理由に天秤を揺らすことになってはならない。


「それにしても強い、ね。出会った頃のカイシュウを思いだしたよ」


 それは響にとって最大級の賛辞だ。

 カードのランクを合わせていたとはいえ、総合戦力では響の方が有利。カードを使い込んだ時間も考えれば更に響に傾く。

 にも関わらず負けた。ただの一敗、ただのまぐれと見做せるほど楽観的にはなれない。恐らくこの先黒星の数は抗いようなく増えていくだろう。


「これは先輩として大きい顔をしていられるのも長くはないかもしれないな」

「────……」


 と冗談に見せかけた自嘲をこぼす。何でもない風を取り繕ってはいたが、隠しきれない本気の念を感じ取った守善は咄嗟に沈黙した。


「……ああ、スマナイ。愚痴っぽくなっちゃったね、今の言葉は気にせずに――」

「これは聞き流してもらって構わない独り言ですが」


 なんでもないと強がる響の言葉を遮り、ジッと視線を合わせる守善。その視線の強さに思わず響の意識も守善の言葉に吸い込まれた。


「あなたは俺がほとんど唯一心から尊敬する冒険者だ」


 ただ嘘偽りのない事実を告げる。

 響よりも強い、優れた冒険者はきっと山ほどいることだろう。だが何も知らない、気付いていなかった堂島守善に冒険者としての大切なものを教えてくれたのは白峰響だ。守善はそのことを忘れていない。


「俺が下に就いているのはあなただから。だからこそ――()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

「────……。フ、フフッ……アハハハッ! なるほど、”らしい”!」


 想像の斜め上を行く言葉にキョトン、と目を丸くする響。困惑はやがて軽やかな笑い声に変わり、その笑みについさっきまでの揺らぎはない。


「慰めてはくれないんだね。いまならきっとグラついていたよ? 年頃の乙女らしく取り乱して君の腕の中で泣いていたかもしれない。役得には足りなかったかな?」


 さっきまでの自嘲と陰鬱をカラッとした顔で笑い飛ばす響。緩みかけた仮面を被り直し、しかしどこか爽快な気分だった。


「中々魅力的な役得ですが、俺のガラじゃないでしょう。なにより、馴れ合いの類がお好みで?」

「いや、君に期待するのはそれじゃない。だから、もう少し頑張るさ」


 甘いだけで無益な慰めではなくむしろ発破をかけるのが守善の流儀。なにより守善は響との契約を忘れていない。

 二人の馴れ初めは情ではなく利だ。それも響が守善に求めたのはチームの切磋琢磨のための火付け役。チームメイトとして交流を深めることを良しとしても、決して馴れ合いのためにいるのではない。頼ることと馴れ合いは違うのだ。


「それに……いざとなれば()()()()()()()()()()()()()から、サ。その時はよろしく頼むよ」


 その上で響は守善の言葉が持つ裏の意味を汲み取った。響が本当に折れた時はリーダーの地位と責任を引き受けるという真意を受け取り、その上でまだ折れるつもりはないと言葉で示したのだ。


「……さて、なんのことやら分かりかねますが」

「うん、君がそう言うのならそれでいい。でも――」


 対し、守善はその物言いにそっぽを向いて韜晦を返す。つくづく素直ではない、捻くれた男なのだ。とことん性根がひん曲がった発言に苦笑する響だが、この日の彼女はいつもとは少しだけ違った。


「本当に辛い時は……愚痴の一つも零していいかな、君に?」


 彼女の素顔を覆い隠す幾つもの仮面を一枚だけ脱ぎ去り、弱く脆い部分を曝け出したのだ。それは守善への信頼であり、甘えだった。今日確かな実績を伴って示してみせた頼り甲斐が響の心を動かしたのだ。

 そして性根がひねくれた守銭奴と言えど、向けられた信頼をただの弱さと切り捨てるほど人情味を捨ててはいなかった。利から始まった関係ではあっても、情がないわけではない。


「……芹華にはバレないように、お願いします。俺はまだあいつに殺されたくはない」

「なるほど、それは大変だ。……うん、本当に大変だ。少し真剣に考えるよ」


 冗談のようで一欠片のシャレもない言葉にまずは笑って相槌を。次いで真顔となって頷く響だった。



【Tips】装備化のタイプ

 マスターや他のカードに自身の戦闘力やスキルを加算することができるスキルを装備化スキルと呼ぶ。

 一口に装備化スキルと言ってもその性質によっていくつかタイプがあり、タイプが異なれば同じ対象に同時に装備化できる。

 装備化のタイプとしては、装備化スキルの八割以上を占める最もポピュラーな憑依型、本体と装備化対象が別行動可能な祝福型、物品に憑依し同タイプとも同時に装備化可能な物品憑依型、強化率が高くなる代わりに重いデメリットのある呪い型などがあり、後者になるにつれ希少となる。


※上記は原作者である百均氏より許可を頂き、転載しております。




【種族】ヴァルキリー(エール)

【戦闘力】850(MAX!)

【先天技能】

 ・戦神の使者:戦乙女とは軍神オーディンに仕える使者であり戦士であり侍女でもある。 戦士、中等攻撃魔法、メイドスキルを内包する。

(戦士:戦士に必要な技能を収めている。武術、剣術、槍術、弓術、騎乗スキルを内包する)

(メイド:メイドに必要な技能を収めている。料理、清掃、性技、礼儀作法を内包)

 ・英霊の導き手:Dランクモンスター:エインヘリヤルを無限召喚する。鼓舞を内包。

 ・白き翼を持つ者:戦乙女は白鳥の翼をもち、自由に空を飛翔する。また羽を脱ぎ去り、水辺の近くで休息することで急速に回復する。ただし翼を傷つけたり失うと戦闘力が半減し、スキルが幾つか使用不可となる。


【後天技能】

 ・自由奔放:しがらみに囚われない自由な心。命令された行動に対するマイナス補正、自由行動に対する強いプラス補正。

 ・不屈の精神:どんな失敗や逆境にもめげない鋼の精神を持つ。やや学習しない傾向アリ。精神異常に対する耐性。逆境時、行動に強いプラス補正。

 ・粗忽者:そそっかしく、不注意が目立つ。極めて大らかなで細かいことをこだわらない性格によるものであり、矯正は困難。

 ・陣頭指揮:パーティーの先頭に立つことで特定の行動に強いプラス補正。

 ・友情連携



【種族】エインヘリヤル

【戦闘力】96(下位眷属体による補正済み)

【先天技能】

 ・死せる戦士:戦乙女に集められた勇敢なる戦死者の魂こそがエインヘリヤル。武術、不死を内包。

 ・蛮勇:恐れを知らぬ戦士の魂。精神異常に対する耐性。


【後天技能】

 ・下位眷属体:スキルとして呼び出された仮初の肉体。後天スキルを持たず、成長もしない。下位眷属体は自我を持たず、オリジナルの初期戦闘力の8割ほどの力しか持たない。

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