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第二話 美人を見たら詐欺師と思え

 冒険者部の部室がある部室棟を後にした守善は建物すぐそばの自動販売機に寄った。そのまま適当な銘柄の缶コーヒーを買い込んでガブリと一口飲み下す。

 味は殆ど分からないが構わない。いまはただ胸を炙るような怒りの使い道を考えるのに忙しかった。何かをして気を紛らわせないとあの籠付という男を闇討ちする計画を真面目に練ってしまいそうだ。


「……………………」


 籠付が言ったことは正しい。

 冒険者稼業では200万円など正しく()()()()()()はした金だ。

 冒険者稼業をこなす上でカードを失っても痛手にならない資本力こそが最重要要素とも言える以上、守善は底辺冒険者と言われても反論はできない。

 ゆえに引き下がった。強いやつが正しい……と言うよりも弱者の言葉に価値はない。いまの守善は冒険者資格すら持たない弱者なのだから何を言おうと負け犬の遠吠えに過ぎない。

 だが引き下がるのはいまだけだ。


(籠付……さて、()()()()()()()()


 胸の中で溶岩のような恨みをたぎらせる。

 入部が認められなかったのはいい、想定内だ。

 最初から駄目もとでの入部希望だった。実績も人脈もある冒険者部が果たして経験のない素人の入部を認めるか。

 実質冒険者部という企業への入社テストに、ほとんど準備も出来ないまま挑んだ結果当然のように落ちた。それだけのことだ。


 ()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()


 絶対に許さない。舐められたことの落とし前は必ずつける。

 守善は漆黒の決意を新たにした。


(そのためにもさっさと二ツ星まで上がるとするか)


 短期目標としてはちょうどいいだろうと決定を下す。短期間での二ツ星冒険者への昇格、簡単ではないが不可能でもない。

 散々に見下した底辺が二つ星冒険者になって逆に見下してくる。そんな立場に追いやられれば、あのプライドだけ高そうな男はどんな無様を晒してくれるだろうか。復讐の手段としては手頃で、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 あの籠付とかいう男のおかげでモチベーションだけは最高潮だ。守善は籠付に感謝の念すら抱いていた、ただしその色合いは大いにどす黒く不吉なものだったが。

 そうと決意を定めれば、最早こんな場所に長居している理由はない。


(サークル棟は……意外と遠いな。構内が広いのも考えものだ)


 自販機近くの喫煙所に設置してある大学構内の地図を見ながらこれからのプランに考えを巡らせる。

 冒険者部に入部できれば最善だったが、失敗した時のセカンドプランも当然考えてある。腹立たしいが籠付が言った通り、冒険者サークルに足を運ぶのが次善だろう。


(冒険者サークル。冒険者部とは構成人員や運営手法がだいぶ違うらしいな)


 ガチガチの冒険者活動に勤しむ冒険者部と違って、比較的緩いのが冒険者サークルの特徴だ。休日やまとまった時間が取れた時だけ低ランクの迷宮に足を運ぶいわゆるエンジョイ勢が多い。

 籠付は冒険者サークルを底辺冒険者の巣窟と馬鹿にしていたが、これで冒険者部にないメリットも多くある。


(出費を抑えて冒険者を始められるのは大きい。監視付きってのは鬱陶しいが)


 その一例が低価格でのカードのレンタル制度や迷宮攻略に先輩が同行するメンター制度だ。

 自前でカードを用意するのが基本の冒険者部と異なり、冒険者サークルでは先輩から安い金額でカードをレンタル出来る。生命を賭けることに変わりはないが、金銭的リスクは比較的低めに抑えられるのだ。

 更にカードを貸し出す先輩が後輩の迷宮攻略に指導者(メンター)として(高価なカードの持ち逃げ防止も兼ねて)同行することで初心者の時期に起きる危険をほぼ排除できる。

 要するに冒険者部に入部するより安全かつ低い初期投資で始めることが出来るのだ。


(三桁近いサークル部員からまともな冒険者を見つけ出して師事する。それが次善策か)


 さらにこの大学の冒険者サークルは他の大学よりも質と量が段違いに高いと有名だ。もっともそれは冒険者部への入部を拒まれ、夢破れた先に冒険者サークルに居場所を見つけた者たちが多いという残酷な現実があるからなのだが。

 そうした玉石混淆の人材の中から玉を見つけ出して師事する。それが比較的手っ取り早い上達方法だろう。

 だが、


(……冒険者部への入団が最善だったが。冒険者サークルか)


 憂鬱な気持ちとともにため息を一つ吐く。

 守善が恐れるのは冒険者サークルの緩んだ空気に己が取り込まれることだ。


(冒険者サークルはヌルい)


 事実である。構成員の比率がエンジョイ勢に片寄っているのだからこれはもうどうしようもない。

 大学生活の合間に冒険者業を楽しむエンジョイ勢と、冒険者部のように頻繁に迷宮へ遠征し攻略に勤しむガチ勢では漂う空気から違う。

 そうした空気、環境によって人の成長は目に見えて変わってくるのだ。自分を鍛えるのならばより厳しい環境の方が良いと守善が考えるのは自然なことだった。


(中途半端が一番タチが悪い。上を見続けなければアマチュアの小金稼ぎが成れの果て。()()()()()()()()()、だ)


 と、某海賊王漫画の中で一番好きな海兵キャラの台詞を借りる。毀誉褒貶が激しいキャラクターだが守善としてはあれくらい首尾一貫している方が好ましい。

 守善にとって冒険者稼業は人生の浮沈を賭けた一発逆転のギャンブルだ。学生だからと言い訳して中途半端な結果でお茶を濁す気はなかった。


(目指すは最低でもプロ、四ツ星冒険者だ)


 なお日本に存在する全冒険者十五万人のうち、プロと呼ばれる者たちはわずか百数十人程度。0.1%以下だ。

 地獄のような狭き門であることは重々承知だが、守善に諦めるつもりは毛頭なかった。

 気がつけば手の中の缶コーヒーはすっかり空になっていた。


「行くか」


 無造作に空き缶をゴミ箱に投げ込むとサークル棟へ向かうために眺めていた地図に背を向ける。

 そして、


(――誰だ、あの女)


 と、ここで一人の女に気付く。一瞬喫煙所の利用者かと思ったが違う。明らかに守善に視線を向けている。

 まず目に付くのは圧倒的な長さの艷やかな黒髪とメリハリの効いたスタイルの良さだろう。

 古風に表現すれば烏の濡羽色の艷を湛えた黒髪が腰まで届くロングポニーテールに括られている。この髪一つで衆目の視線を集められそうだ。

 更に女性なら誰もが羨みそうなグラマラスという言葉を体現したスタイル。170センチを超えていそうな高身長だから一見目立たないが、出るところは出て引っ込むところは引っ込んでいる黄金比のようなボディラインだ。

 顔もいい。形よく整ったパーツが左右対称にバランスよく配置され、凛とした美人に仕上がっている。

 まとめれば男なら誰でもむしゃぶりつきたくなるような極上の美人。それも一晩ベッドをともにするために貢いで破産する男が出そうなほどの。

 だが同時にそんなお安い女でないこともひと目で分かる。姿勢良くピンと背筋を伸ばし、そのファッションもビジュアルの良さに負けないくらいキメている。こちらを睨むような目付きにはギラギラとした強い輝きがあった。


(初対面……の、はずだが)


 可愛いというよりは綺麗。綺麗というよりは格好いい。男よりも女にモテる。そんなタイプた。

 自然と衆目を集めてしまう美人の視線が明らかに守善へ向けられている。

 春の季節、新しい男女の出会いなどと浮ついた気持ちは全く浮かばなかった。浮かんだのは不審の念であり、猜疑心だ。


(美人を見たら詐欺師と思え)


 とまでは口に出さないが、警戒するに越したことはない。特にいま守善の懐には冒険者部入団に備えて持ち出した大金が収まっているのだ。守銭奴の警戒心が高まるのは必然だった。


(美人ってのは自分の面の良さを利用する方法を知ってるもんだ)


 顔が良いというのは相手の警戒心を本能的に解く要素の一つだ。初対面の異性が美男美女だったなら誰しも第一印象はいいだろう。

 もちろん世にいる美男美女全てが詐欺師なはずもないが、守善はそもそも自分自身以外ほとんど全ての人間を信じていない。なのでこの猜疑心の強さは守善にとって平常運転なのだ。


「こんにちわ」


 そんな捻くれた根性で物事を見る輩に向けて朗らかな笑みを浮かべた女が歩み寄ってくる。


「……どうも」


 カツカツと履いたヒールから高い音を立てながら近づいてくる女に向けて守善は無表情にそう返した。もちろん頭の中では相手の出方を伺い、その狙いを探っている。


「凄い目だ。今にも人を殺しに行きそうだね」


 楽しげな声だった。

 守善が抱いた怒りの炎を見透かしたような言い草。中々パンチの効いたファーストコンタクトだった。


「残念ながら殺人は法律で禁止されているもので」


 視線を避け、パーカーのフードを目深にかぶる。

 なお発言自体は100%本気だ、何がどうと明言することはないだろうが。


「ハハ、禁止されていなければ君はどうしていたのかな」

「それをあなたに言う必要が?」

「ないね。まあ、デートに誘うための口説き文句みたいなものだ。あまり気にしないで欲しい」


 牽制代わりに声音に不審さをたっぷりと込めて逆に聞き返すと、サラリとかわされた。思わせぶりな台詞まで投げかけてくる。しかも視線が合うと軽く肩をすくめてウィンクのおまけ付きだ。


(見かけによらずタフだな。しかも美人。才色兼備ってのはいるところにはいるらしい)


 素直に感心した。元々外面がいいとは決して言えない守善だ。ことさら不機嫌を装った声音で会話しながら滑らかにコミュニケーションが成立しているのは女の図太さによるところが大きい。


「新入生のようだし()()()()()()、かな? 私は白峰(しらみね) (ひびき)。二年生だ。この大学に冒険者サークルに所属している」


 さらにそのまま自己紹介まで始めてしまった。

 守善が身体全体で胡散臭さを警戒する雰囲気を表現しているのにまるで気にした様子がない。

 しかし妙な含みがありそうなイントネーションでのハジメマシテだったが……。


(まあいいか)


 初対面にしてはやけに馴れ馴れしい先輩だが、記憶のログを総ざらいしても心当たりがない。これだけ印象的な女を忘れるとは考えづらいのでそれ以上気にしないことにした。


「堂島 守善。お察しの通り新入生です」

「やあやあよろしく。この大学のことなら何でも聞いてくれ。折角後輩と縁が出来たんだ、先輩として努めを果たしてみせよう」


 と、早速先輩風を吹かせてくる。こちらの拒絶を気にせずグイグイ距離を詰めてくるあたり、正直苦手な手合いである。

 挙げ句、


「ところでちょうど君みたいな新入生を探していたんだ、少しお姉さんとお茶でもどうかな?」


 などとのたまう。

 ある意味夢にも出てこないようなシチュエーションでの逆ナンだ。


「まず要件を聞いても? ナンパしたくなるようなツラじゃないことは自分でも承知していますが」


 響が言っていたようについさっきまで人でも殺しそうな顔をしていた自覚はある。話しかけたくなるような雰囲気ではなかっただろう。尤も狷介な顔つきと雰囲気は今に限った話ではなく、堂島守善のデフォルトなのだが。

 半ば自虐の籠もった皮肉を口にするが、白峰響は動じた様子もなく本題を口にした。


「そうかな? 私はそうは思わないけどね。ま、さっさと白状するとスカウトさ。冒険者志望だろう、君。察するに冒険者部へ入部希望して一蹴された口かな」

「ええ、まあ」


 わざわざ隠すような話でもない。頷いて肯定する。とはいえ何故それが分かったのかは少し疑問が湧くが。


「実を言えば、この時期にはよく見る光景だ。よく観察すればなんとなく見分けが付いてくるくらいにはね」

「なるほど」


 苦笑しつつ経験則だと語る言葉には説得力があった。この大学を受験する学生の志望動機の幾らかは例の冒険者部が関わっているという。プロが在籍する冒険者チームの知名度はそれだけ大きいのだ。


「入部を蹴られた新入生の反応は大体3つだ。そもそも冒険者になるのを諦める、または妥協して冒険者サークルに入る」

「……最後の一つは?」


 わざわざ3つと言っておきながら2つ目の反応で止めるのだから向こうの意図も読める。問いかけるとよくぞ聞いてくれたと不敵に笑って頷き、彼女の目的を口にした。


「諦めない。むしろ彼らを見返すために自分を奮い立たせる。私はそういうタイプの新入生が欲しくてね」


 初対面だというのに確信したように語る言葉には、守善の胸の内に燻る炎を煽り立てる力があった。

 まるでよく知る相手について語るかのようにその目には確信の光が宿っている。


「それが俺だと?」

「ああ、君の目はいい。冒険者部に拒まれても全く諦めていない。それどころか彼らを叩き落としてやるとすら決意している。どうかな? 私の見込み違いかい?」

「否定はしません、が…」


 湧き立つ思いを抑え込み、一呼吸分だけ沈黙を挟んで冷静に事態を振り返る。


(率直に胡散臭い)


 と、守善は思った。煽られた感情を取り除いて考えればそれが素直な感想だ。

 美人が馬鹿の自尊心を煽ててなけなしの金を搾り取るための詐欺師の口上にしか聞こえない。


「せっかくのお話ですが……」


 守善が後ろ向きな姿勢になったことを響も察したのだろう。

 ニコリと笑って手札の一つを切った。


「ちなみに私は学内でも数少ない三ツ星冒険者だ。君にとって悪い話じゃないと思う」

「へえ……」


 嘘偽りなく驚き、感心を込めた相槌を打つ。

 三ツ星冒険者はプロ一歩手前、セミプロと呼ばれる優秀な冒険者だ。たどり着けるのは当然一握りで、三ツ星冒険者になると稼ぎ方や収入の桁もはっきりと違ってくる。モンコロ、モンスターコロシアムと呼ばれるモンスター同士の戦いを見世物にしたTV興行に出場出来るのも概ね三ツ星冒険者からだ。

 その平均年収は驚きの2000万円〜4000万円。大概の実業家よりも稼いでいる。つまり彼女が守善を騙して小金を稼ぐ暇があるなら、ダンジョンに潜ってリターンを狙うほうがよほど美味しいことになる。


「冒険者ライセンスを見せてもらっても?」

「もちろん。さあどうぞ」


 なめらかな仕草で懐から取り出された冒険者ライセンスが守善の手に渡る。

 ライセンスを見れば表面に大きな星が3つ刻印されている。三ツ星冒険者の証だ。

 更に顔写真と名前や冒険者登録したギルド支部の名前が載っている。裏面には迷宮の踏破実績。どうやらかなりハイペースでDランク迷宮に潜っていることが読み取れた。元々可能性は低かったが、偶然に助けられた名ばかりの三ツ星というわけでもなさそうだ。

 響の話に嘘がないことを確認するとそのままライセンスを返す。


(瓢箪から駒、棚から牡丹餅か? 何にしろこれに乗らない手はない)


 響の話に裏が取れると、守善は途端にこの誘いに乗り気になっていた。

 三ツ星冒険者による指導。それはただ金を払うだけでは得られないような大きなメリットだ。もちろん美味しい話の裏にはよく注意する必要はあるが……。


(毒が盛られていても皿ごと食い尽くす気概で行くべきだ。警戒さえ怠らなければ問題はない)


 正気にて大業はならずとも言う。

 どの道まともなやりかたではまともな成果しか得られない。守善は金を稼ぎたいのではない、大金を稼ぎたいのだ。

 響が己を利用して利益を得るのならば、己もまた響を利用しそれ以上に金を稼げばいいと結論する。もちろん騙し討ちには相応の報復を。


「どうかな? ひとまず話を聞いてくれるだけでいい。無駄になるとしたら、多少の時間くらいだ。そんなことにはならないと思っているけどね」

「もちろん受けます。場所はここで?」

「いや、大学のカフェテラスにしよう。うちはコーヒーは微妙だが、ケーキはいろいろ取り揃えてあってね。結構イケるんだ。どうだい、奢るよ」

「是非とも」


 守善は一瞬で食いついた。守銭奴は奢りという言葉に弱いのだ。

 露骨なくらい現金な様子に響はクスリと笑った。


「一つ、質問をいいかな? 君が冒険者になろうとする理由はなんだい」

「金儲け」


 なんの気なしのちょっとした質問に守善はそう答えた。

 端的に、考えるまでもないという風に。清々しいまでに金銭欲を漲らせながら。


「それはどれくらいの?」

「稼げるだけ、どこまでも上に」


 続く質問にもよどみなく答える。貪欲に獲物を探す鮫さながらに凶悪な笑みを浮かべて。

 女もまた応じるように軽やかに笑った。


「奇遇だね。私が冒険者をやってる目的も金儲けなんだ」

【Tips】アマチュア冒険者のランクごとの収入

 一般的な冒険者のランクごとの収入(年)は以下の通りとなる。

 ・一ツ星:数十万円〜二百万程度。

 ・二つ星:数十万円〜一千万以上

 ・三ツ星:二千万円〜四千万円程度


 一ツ星の収入はエンジョイ勢としての収入となる。その大半は大学生やサラリーマンなど本業を持つ者が多く、冒険者はあくまで副業、週末のちょっとした運動でしかない。本格的に稼ぎたい者はさっさと二ツ星へとランクアップする。

 二ツ星からはエンジョイ勢と専業とプロ志望が玉石混交となる。専業は、二ツ星で心が折れたが月に何個か迷宮を踏破して年に400〜600万円程度稼いで暮らす者たちである。主戦場はFランク迷宮。プロ志望たちは年に一千万以上稼ぐことも珍しくないが、そのほとんどは三ツ星に上がるための投資に使われるため所得自体は低い。主戦場がFランク迷宮となる専業と違い、積極的にEランク迷宮に潜るためDランクカードの消耗率も高く、イレギュラーエンカウントとの遭遇率も上昇するため死亡率が高い。

 三ツ星。エンジョイ勢はゼロ。全員プロ志望か専業。毎日のように泊りがけで迷宮に潜っているにもかかわらず学生である歌麿の半分以下の収入なのは、複数人でのチームを組んでいるのと蓮華によるドロップ率上昇の加護が無いからである。


※上記は原作者である百均氏より許可を頂き、転載しております。


補足:

①歌麿:原作主人公北川歌麿のこと。

 蓮華:相棒の座敷童。

②冒険者の等級は最下級の一ツ星から最高の六ツ星までの六段階存在する。

 一~三ツ星資格までがアマチュア、四ツ星以上がプロとされるが五ツ星は世界でも一握り。六ツ星に至っては存在しない。

 本作主人公が在籍する大学は校内に有名なプロ冒険者チームを擁し、全国の学生冒険者を誘引している関係から学生冒険者の数が非常に多いが、それでも三ツ星冒険者は十指に満たない。


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