ハイパーディストラクションズ•キャット
大きな大きな桜の木下で小さな小さな桜の苗木を植えた。
植えた理由はとくにない。
ただ、植えたいと思ったからだ。
小さな小さな桜の苗木を鳥が咥えて空へ羽ばたいていった。
苗木を咥えて止まった場所は大きな大きな桜の木の上でした。
苗木を置いて何処かへ羽ばたいていった鳥を見つけたドラ猫がジャンプした。
ジャンプした先にあったのは、小さな小さな桜の苗木でした。
苗木を踏み潰したドラ猫は、仕方ないので苗木を咥えて地面へジャンプしました。
着地に失敗したドラ猫は大きな大きな桜の木の下に小さな小さな桜の苗木と共に地面に埋まりました。
そのまま苗木と融合したドラ猫は真ん中くらいの高さの桜の木になりました。
そして、綺麗な綺麗なドラ猫の花を咲かせ地域の風物詩となりました。