表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
男の娘?異世界に行くよー!  作者: りんご!みかん!
23/24

第23話 出会いは唐突にだよー!



「すみません、そちらは、どの様な商品を売っているのですか?」


 僕は、乱暴な男に聞く。


 105番の場所には、あれから時間が経っているにも関わらず、売り物になりそうな品は置かれていない。


 5人のチョーカーのついた女の子が立っているだけ。


「あぁん?見たら分かるだろ?奴隷だよ奴隷」


 僕に対して態度が悪い男。


 まったく、これは舐められているね。

 僕のこと、女の子だと思っているからかな?

 

 男の言葉を聞いて、奴隷の女の子達を改めて見ると両手で木の板を持っていた。


 前かがみになり、女の子達の持っている木の板を見る。

 文字と数字が彫られていた。


 黒色のチョーカーの女の子4人が、『だいきんか 3まい(300万円)』紫色のチョーカーの女の子が『きんか5まい(50万円)』



「お祖母ちゃん、このバザーで、奴隷売っても大丈夫なの?」

 

 お祖母ちゃんに聞く。


「それは、大丈夫さね。売っても問題はないよ」


「そうなんだー。因みに、黒色と紫色のチョーカー?ひもだったね、ひもの違いってなにかな?」


「黒色のチョーカーは、仕事奴隷いわゆる通常奴隷さね。そして、紫色が犯罪奴隷、ここにはいないけど赤色は戦闘奴隷さ」


 

「わかったー。教えてくれてありがとう、お祖母ちゃん。お礼にこの石鹸あげるね」


 お祖母ちゃんにいちごの香りの石鹸を上げる


「いいのかい?石鹸は高級品だし、この香りはイチゴンさね、香り付きの石鹸なんてわたしゃ、聞いたことないよ。高いんじゃないのかい?」


「大丈夫だよ。お祖母ちゃん、心配してくれて、ありがとう。気にせずにもらって、教えてくれたお礼だからね」


 遠慮する、お祖母ちゃんに、渡す。


「ありがとう、それじゃありがたく貰おうかね」



 

「それで、お金さえ払えば、その子達は誰にでも売るんですか?」


 乱暴な男の方を向き問いかける。


「当たり前だろうが、常識をわざわざ聞いてくるんじゃねぇ、鬱陶しい」


 煩わしさを隠そうともせずに僕の対応をする男。


「それじゃあ、その子達を買い取ります」


 僕はストレージから全額だす。



 1134万100円分の貨幣をだす。


「おい、嬢ちゃん、足りねぇけど、どれを買うんだ?」


 確かに、116万円ほど足りていない。

 困ったね。



「さぁ、こちらですよ。王女さま」


 ソフィーちゃんの声に似た声がする


「あっ、おばあさま、何してるのですか?」


「見ての通り、ハンカチを売っているさね。エリスはどうしたのさね?」


「バザーの射的?で良い商品を見つけたんですわ。なのですが他の人に先にとっていかれてしまったんですわ。残念に思っていると、こちらの商業ギルドの方が、同じものを売っている人を知っていると教えてくれましたの」


「それで、着いてきたのさね」


「ですわー」



 ですわーの口調の、女の子。15歳くらいの子が、僕の商品の前に立つ。

 ってか、この子もしかして、王女様?

 ソフィーちゃんが、そう言っているならそうだよね?

 隣には執事みたいな人とメイドさんもいる。


 少し距離を開けて、騎士もいた。


 多分、僕には気づけないけど、影で見守っている護衛もいるんだろうね。

 

「これですわ、これですわー」


 いちごの香りの石鹸を手に取り、るんるんと嬉しそうな表情をする王女さま?



お読みいただきありがとうございます!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
 ブックマーク、良い評価をいただけると励みになります。  お時間ありましたらよろしくお願いします!!!
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ