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男の娘?異世界に行くよー!  作者: りんご!みかん!
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第21話 バザーだよ



 とりちゃんともバイバイしてから、街に戻ってきた。


 門には、アップルちゃんが立っていたので、恥ずかしがり屋の女神の加護を頼りにバレずにくぐり抜けた。


『恥ずかしがり屋の女神様優秀です。ありがとうございます。助かっています』送信っと。


 今、僕のスマホの連絡先として、転移女神様、商売女神様、恥ずかしがり屋の女神様、愛の女神様、説明女神様が入っている。


『ピコンッ』


 返して、数分で返事が来た。


『ありがとうございます(。>﹏<。)!!』


 顔文字付きで返ってきた。



 恥ずかしがり屋の女神様の姿の予想としては、黒髪で前髪は目にかかるくらいの長さの少女かな。

 しゃべるときに目を合わせてくれなさそう。

 そういう子も需要がある世の中なのは良いことだよね。

 


 ミアの宿屋を目指す。

 

 街の中は『ガヤガヤ』と賑わっていた。


 なんか、路上販売をしているみたい。


 立って販売をしているものや、地面に敷物を引いて、商品を置いて売っている者もいる。



 数々の路上販売をスルーして、ミアの宿屋にたどり着いた。



「ただいまー!」


「こゆきちゃんお帰りー」


「こゆきちゃーん、お帰りなさいですぅ」



 店長のミアちゃんと、ソフィーちゃんの声が返ってきた。


 どうして、ソフィーちゃんがいるんだろうか?

 休みかな?


「ソフィーちゃん、今日は休み?」


 ふたりが座っている席に僕も座る。


「ううん、今日は夕方からお仕事だよ。今日は、月に、1回のバザーの日初日だからね」


「バザー?」


 バザーとは、あれだよね?

 いらないものを売ったりするあれだよね??


「バザー知らない?バザーはね、孤児院の資金調達のために、家やお店から自らにとっては不用品だけど、金銭的価値を有する物を持ち寄って販売して、30%を寄付するというものだよ。商業ギルドに加入してなくても、売ることができるから、商業ギルドに登録できない10歳以下の子供でも、商売ができるの。運営しているのが、商業ギルドだから、バザーの終わる17時からは、30%の寄付金の帳簿をつけるの」


「すごく良い活動だね。どの街でもしてるの?」


「うーん、している街もあればしてない街もあるね。まちまちかな。それと、この街ではバザー税はないけど、他の街ではバザー税を高く設定して、領主がお金儲けをする手段にしてたりもしてるの」

 


 バザー税か、悪い領主もいるもんだね。


「バザーでは、遊ぶエリアはある?」


 射的とか、金魚すくいとか、祭りを少し想像する僕。


「遊び?」


 もしかして、娯楽が少ないのかな?


「えっと、名前は射的っていうんだけど、テーブルの上に商品を置いて、それを鉄砲で、あっ、鉄砲はないか。石かなんかを当てて、地面に落とすことができたら、プレゼントみたいな感じかな」


「なるほど。それは面白い発想ですぅ。1回石を投げる料金を頂いて、落とせなかったら店側の利益になるわけですね。こゆきちゃん、この話誰かにしましたか?」


 敬語になり、仕事モードに入るソフィーちゃん。


「まだ、誰にも話してないよ」


 バザーのことも今日知ったからね。


「分かりましたですぅ、商業ギルドでその情報を買い取らせて頂いてもよろしいですか?まだ、ギルドマスターに確認してから決定は出せませんけど」


「うん。大丈夫だよ」


「では、さっそく、ギルドマスターと話してきますぅ。こゆきちゃん、ミアちゃんばいばーい。もし、バザーで出店するなら、商業ギルドに来て許可証をもらってねー」


「「うん、ばいばーい」」



 ソフィーちゃんが、宿屋を出るのを手を降って見送る。

 バザーは、許可証がいるんだね。



「ミアちゃん、ソフィーちゃんと知り合いだったんだね」


「ソフィーとは、同い年で幼馴染だよ」


「ってことは、アップルちゃんのことも知ってる?」


「うんっ、知ってるよ」


「そうなんだね。話を、バザーに戻すけど、バザーは何日間あるの?」


「バザー?バザーなら今日と明日の2日間かな。今日は、路上販売して良い毎週日曜日と被っているから街は、賑わっているね」


 バザーは、2日間あって、路上販売は毎週日曜日にしているのか。



 僕も、バザー行こうっと。


 スマホを、開きShoppingのアイコンを押す。


 

【バッグ レベル1 】


ビニール袋 小 『10円 』

ビニール袋 中 『50円 』

ビニール袋 大 『100円』

ビニール袋 特大『200円』



【美容品 レベル2】


 石鹸 身体用        『1000円』

 石鹸 身体用 いちごの香り 『5000円』

 石鹸 頭用         『1000円』

 石鹸 頭用  いちごの香り 『5000円』


 美容品のレベル上げたいね。

 うさちゃんママと物々交換して、1つレベルが上がったけど、まだ足りない。

 顔パックが早くほしい。

 汗ふきシートもほしい。

 シャンプーやリンス、トリートメント、コンディショナー、ヘアトリートメント、その他いろいろ欲しいよ。

 一番欲してるよ。


 ビニール袋は、石鹸を購入してもらったら、入れるように渡そう。



 とりあえず、ビニール袋小さいのを100枚位買っておこう。1枚10円だしね。


 



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