第17話 恥ずかしがり屋の女神の加護だよー!
『バレなきゃセーフ』だよねっ!
アップルちゃんにバレませんように、騎士の方にもバレませんようにと祈りながら、門に近づく。
アップルちゃんとその他の騎士さん2名は、キュートの街に入ろうとする人がいないため、することがないのか、3人で仲良さげに話していた。
無事に通ることができた。
通るときにつまずいて大きな音を立ててしまったのだが、素通りできた。
なんでだろう??
強いて言うなら、恥ずかしがり屋の加護が働いたのかもね。
『ステータス』
ステータスを開き、恥ずかしがり屋の加護を見る。
加護の説明欄に追記があった。
『恥ずかしがり屋の本来の加護と言える、姿を隠すことを、任意に発動することができます。
姿だけでなく香りや足音も消せ、はたまた、触れてしまった場合も風があたったのだろう?などの解釈を促します。
恥ずかしがり屋の女神は、恥ずかしがり屋のため、加護を持っているのはあなただけです。
今も、隣で恥ずかしがっています。
そして、私の加護も与えておきますね。
ストレージに入れてある品の名前や説明が見れるようにしました。
By 説明女神の、メイセでした!!』
なんか、面白い内容が書いてあった。
説明女神って初めて聞くよ笑
ステータス画面は、自分の真正面に出てきてくれるので、スマホとは違い、歩きながらも、確認している。
スマホ見るときは下を向いてしまうからどうしても視野が狭くなっちゃうからね。
どこまで、バレないのか試したいところだったけど、うさちゃんのところに早く向かわないと行けないので、すぐにその場を去った。
うさちゃんのいる川に向かう途中に、果物屋さんで商品として見かけた水色のいちごの小さめ、野いちごサイズのようなもの『ミニイチゴ』を見つけた。
うさちゃん、とりちゃんに食べさせるようにたくさん摘んだよ。
川に近づくと、とりちゃんが僕に気づいたようで、羽ばたいて僕の肩に乗った。
うさちゃんも、ぴょんぴょんっと跳ねて近寄ってきた。
うさちゃんもとりちゃんもかわいいよ。
ケガの様子も良さそうでひと安心。
あれだけ、跳び跳ねれれば、大丈夫だよね?
うさちゃんととりちゃんの為にストレージから『ミニイチゴ』とお弁当の『サラダ』を取り出して地面に置く。
「食べて良いよ」
2羽が僕の言葉を聞いて食べ始める。
うさぎの数え方は、羽が正しいんだよね?
諸説あるみたいだけど、
家禽として飼育されているうさぎは『羽』
動物としてのうさぎ(野生)『匹』
ペットとして飼われているうさぎ『頭』
うさぎのさぎの部分を鳥の鷺からとる説もあるみたいで、それなら『羽』という数え方も納得だよね。
僕は、2羽が食べている間にテントを設置する。
そろそろ、暗くなりそうだから、Shoppingで購入したテントを使う。
異世界製のは慣れていないと手間取りそうだからね。
無事にテントを設置して、火をおこすために落ち葉と木の枝をテントから離れない程度に探す。
針葉樹は、火がつきやすい木。
針葉樹の葉は、採取してすぐの青葉でも油分が豊富に含まれる為、すぐ火がつきよく燃える、だけど燃焼時間は短いだったかな?
マッチ一本でも着火するから、まず、まつやひのきの葉を集めて火をつけ、燃えている間に乾いた細い薪で火を大きくしていけば良かったはず。
針葉樹ではなく、広葉樹の場合、木が固くなかなか火がつかない。
但し、一度火がついたらいつまでも燃え続ける。炭の材料は広葉樹が多いって、中学生のときにキャンプに行った際に教えてもらった気がする。
「見つけた。これで大丈夫かな?」
クヌギの葉っぱっぽいものが生っている木を、見つけた。
とりあえず、これで火起こしを頑張ろう。
僕は、葉っぱと木の枝を拾ってテントまで持っていく。
2羽は川で水を飲んでいた。
テントの前に葉っぱや木の枝を置くと、2羽もテントの方まで歩いてきた。
僕が、もう一度、クヌギの木?まで取りに行こうとすると付いてこようとする2羽。
手伝ってくれるみたいだね。
うさちゃん、心配だから動かないでいてほしいんだけどな。
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