第1話 異世界行きは唐突にっだよー!
誤字脱字、抜文、言葉の使い間違い、説明不足が多々見受けられると思います。
それでも、お読みいただけると幸いです。
目を開けると、何故か森の中にいた。
小鳥の可愛らしいさえずりや、気持ちの良いかすかな風、あったかい日光が心地よい。
『なぜこんな所にいるのだろうか?』
自分は森の中で寝転がっているのだが、何故このような状況になっているのか思い出せない。
一瞬、記憶喪失?かなとも思ったけど
完全な記憶喪失ではないと思う。
何故なら、自分の名前は思い出せるから。
愛上 恋雪
年齢は、18歳。
高校を卒業して、春からは大学生になる。
大学生デビューをして彼女を作り、これから楽しい人生を送る予定。
自分でも思うが、可愛い顔立ちをしている。
名前も可愛らしい名前で、こゆきちゃんとかゆきちゃんとか、名字からとって、あいちゃんとか呼ばれたりしている。
女の子の友達とも、仲良く、何故か女子会に呼ばれたりするなど、男として見られていないことが多い。
高校の文化祭の女装コンテストでは、1年生のときに、2位に大差をつけて勝ってしまった。
そのため、2年生のときの文化祭では、女装コンテストに、僕が参加するのは反則みたいな空気になってしまうなど、女の子みたいな顔立ちをしている。
地面に寝転がっていたのをやめて、起き上がる。
身体を動かすが、特にどこか痛いということもない。
「うーん、もしや、これは、いや、まさかねー。ステータスオープン」
ひとり言を述べ終え、ステータスオープンとつぶやく。
【ステータス】
名 前︙愛上 恋雪
レベル︙ 1
年 齢︙18歳
性 別︙男
種 族︙人間
体 力︙F
魔 力︙F
攻撃力︙F
防御力︙F
俊敏力︙F
魔 法︙ゆき魔法 F
称 号︙異世界にとばされた者
加 護︙愛の女神の加護
加 護︙恥ずかしがり屋の女神の加護
身 長︙160cm
体 重︙45kg
髪 色︙茶色
目 色︙黒色
髪 型︙アシンメトリー
笑 顔︙ふわふわ笑顔
月 日︙3月31日
曜 日︙土曜日
時 間︙12時10分
「あー、まさかねとは思ったけど、ここは異世界なのかもしれないね。ステータス画面が見えるから」
ゆき魔法がある。
名前のおかげだろうか?
Fとは、ランクのことかな?
視界に見える、ゆき魔法という文字をなぞってみた。
言葉が追加された。
ゆき魔法『あわゆき』
ゆき魔法『かわきゆき』
あわゆきは、泡のように溶けやすいゆきで、かわきゆきは、水分が少なくサラサラとしたゆきだったかな?
確かに、攻撃には向いてなさそう。
次は、称号。
異世界にとばされた者。
なぜ、とばされたのかな?
次はっ、加護。
加護がついてるのは嬉しい。
2つもある。
1つめは、愛の女神加護。どんな加護なんだろう?
僕がそう思うと、視界に情報が現れた。
【愛の女神の加護とは、男女などの性別問わず人や魔族、モンスターなどから好かれたり、愛されやすくなる加護です。身体から、相手方の好みのフェロモンが漂います】
「なるほど、この世界には、魔族やモンスターがいるんだね。素晴らしい加護だよ。加護をもらえたのは、苗字のおかげかな?」
次は、恥ずかしがり屋の女神の加護だね。
【いわゆる異世界ものの隠蔽スキルのようなものとお考えください。これで、ステータスを覗かれることはできません】
『やったね。隠蔽スキルのようなものは嬉しい。称号をもし誰かに見られたら大変なことになりそうだからね。』
そして、ご丁寧にも『身 長』『体 重』
『髪 色』『目 色』『髪 型』『笑 顔』『月 日』『曜 日』『時 間』が、ステータスに表示されている。
自分が覚えているのは、3月30日だから、寝てる間に、異世界に来たみたいだね。
まぁ、日本と時系列が同じとは限らないけど笑
『ピコンッ』
ズボンのポケットに入っていた、スマートフォン(汎用型電子機器)から聞き慣れたLOneの通知音がした。
いったい、誰だろう。
電波あるのかな?
スマホを操作して、宛名をみる。
転移女神と出ていた。
『やっほー?こゆきちゃん元気ー?急に異世界に来てびっくりしちゃったかな?こゆきちゃんが、普段から、異世界に行きたい。獣人のもふもふを触りたい、異世界に行けるなら寿命を半分渡しても行きたいとか、夜な夜な寝る前に願っていたから、面白そうなので、異世界に飛ばしちゃいました。てへっ。因みに、こゆきちゃんは地球では元からいなかったことになってるからね。そして、時系列は日本と全く同じだよ、今日は2018年3月31日。1週間は7日で月火水木金土日。日本と遜色ないと考えてもらって大丈夫。そして、LOneは、連絡先のある人にしか送れないよー。今のところは、私にしか送れないよ。ではでは、念願の異世界で素晴らしい生活をお送りください』
『ありがとうございます。女神様。大学生活も楽しみでしたけど、もふもふのいる異世界のほうが嬉しいです。』送信っと
送信ボタンを押して転移女神様に返信する。
「とりあえず、森からでて、街か村を目指そう、あっ、その前に魔法の確認をしたほうが良いかな?」
『あわゆき』
あわゆきと頭の中で念じると、泡のようなゆきがひらひらと空中に舞った。
春に見る、ゆきは良いもんだなーっと、眺める。
『ぴょんぴょんっ』
うさぎかな?角の生えているうさぎが、雪を見て飛び跳ねている。
徐々に近づいてきて、僕の足元まで来た。
敵意を感じなかったので、逃げることはせずに、そのままうさぎ?を見る。
『かわきゆき』
魔法あわゆきを確認したので、次はかわきゆきの確認をした。
さらさらとした雪が先程と同じように舞う。
うさぎが俺の足に頬ずりをしていたので、可愛くて頭を撫でる。
『うさっうさっ』
うさぎ?が鳴き声を出す。
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