現実では冴えない僕は
こう、ドヤ顔で決めていきたい。
『It’s show time、だよ』
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「...は、恥ずかしいかよっ!?」
素晴らしい程にセルフツッコミを決めた僕───雨月和海は、テレビの電源を切った。
ああ、寂しいんだけど...それよりも恥ずかしい。明日から高校行きたくねぇ。
うん、これは現実ではただの冴えないオタクな僕が、異世界に迷い込んだら。ヒロインを救って、勇者になれたなら。現実の僕が持っていない全てを持ち合わせている、僕が居たなら。
そんな、IFの話なのだ。
ぼくのかんがえたさいきょうのぼく。
こんな小っ恥ずかしい自白から始まる駄作を、どうか許して欲しい。
世界は、有り得ないくらい平和だった。
それはもう、勇者なんて要らないくらいに。
しかしそれは、この世界がゲームと化した瞬間に終わりを告げた。
チュートリアルのために魔王に攻め込まれる都市、殺されるNPC。それは残酷ながら、人々は諦め、享受していた。
世界は始まった。
勇者という唯一のPCにより、この世界を魔王の手から取り返すために。
しかし、この世界は用済みになれば消えてしまう。それは、ゲームだからだ。
勝手に殺され、知らない人に助けを求め、世界を消滅させられる。迷惑な話だ。
「だから僕は宣言しよう」
この無理難題開始地点である、王城で僕は王に告げる。
「僕はこの世界を、元に戻す。」
───It’s show time、だよ。
僕は、ドヤ顔で決めて言った。
やあやあ、みなさん。
こんな駄作を見に来てくれてありがとう。
ん、はれはの?
うん、来月上旬には上げます。
テストあって無理だったんだよね...
まあ、夏休みにも入るし、夏休みは2、3話は進めたいね、こっちも。
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はい、雨月です。
これからも頑張りますので、よろしくお願いします。