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聖母じゃねーっつの

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

後半からスイッチ入ります。

ブチギレると気性荒くなる系女子です。

ソファに馬乗りになって、ぐっと顔を押し付ける。幾度となく息する間のないキスを繰り返して、私の体から酸素を奪っていく。

暫くそうやって、満足するまでそうすると、銀の糸を引きながら、漸く離してくれた。

「寝る……」

「お休み」

うん。勝手に寝れば良いと思うよ。今は昼だけど、最近寝不足で、心做しか苛立っている事も増えてるし、勝手に寝れば良いと思うよ。

そう思って寝室に逃げ込む彼を見送ると、寝室のドアを開ける前にくるりと此方を振り向いた。その表情と言ったら、もう。物凄い苛立ちの籠った双眸で此方を射抜いたかと思ったら、ボソッと一言。

「お前は寝ないの」

「寝れないの」

まだ昼だから。昼寝をするのは限界を迎えた時って決まってるの。

「……」

すると物凄い不機嫌そうな顔が帰ってきた。何も言葉にしないダウナー系ではあるが、思ってる事は割と顔に出る。『俺というものがありながら、何故寝れないのか』という事だろう。

私はその場で体育座りして、相手の回答に備える。さぁ、何でも言うがよろし。

「俺は寝たい。だからお前も寝ろ」

「はいはい」

今回は割と率直に飛んできた。私は黙って立ち上がると、彼と共に川の字になる。徐に手を伸ばして首に巻き付くと、彼も彼で私の首元に顔を埋める。

「お前、他の誰かがこんな風に言っても、同じ様にすんの?」

「あ゛? お前は私の気性の荒さをよく理解してると思ってるんだけど」

誰にでも、頼まれたらこうすると思われていること自体が、そもそも不愉快だ。そんな尻軽じゃない。そう思って、彼を睨め付けると、黙って私の髪を撫でられた。

「俺の我儘、良く聞いてくれるから。結構な理不尽にも応えてくれるから」

その声が、少し寂しそうだった。

愛情表現が下手な奴は、率直に好意を話さない。ただ前向きな言葉を率直には投げれば良いだけなのに、それが出来なくて必ず捻れる。そうやって、相手が何処まで受け入れるか測るんだ。

可哀想。可哀想なお前。そんな気持ちが浮かぶのは、愛したお前だからなのに。

「お前だからだよ」

私の生体、知らない……か。知らない人に挨拶されても気が付かないし、触れようものなら引き剥がす。そしてゴミを見るような目でガンを飛ばす。

知らない輩にそんな事されて、受け入れられる程、聖母じゃねーっつの。

「お前以外からされたらウザイ事でも、お前なら受け入れられるんだよ」

惚れた弱味って奴だね。

その後の返事は帰って来なかった。微かな寝息が聞こえて来たので寝たんだと思う。

お互いがお互いに暴君で、ダウナー系なツンデレです。

頭の天辺から爪先に至るまで、包容力と優しさがギチギチに溢れたキャラが好きなので、ツンデレは嫌いではないですが苦手です。

メンタル殺しに来る輩は、形振り構わず全力で対策練ります。


※私のメンタルが先におっ死んで、何し出すか分からないからね!!


何時だって受け入れて欲しい側で、甘える側。

そう考えると、彼女よりも彼に感情移入していると感じるこの話。

皆様ご存じ、メンヘラなんで自分が一番可愛いんですよ。


我儘を聞いてあげるのは、一種の愛情表現の一つです。

彼も受け入れてくれるのが分かってるから我儘言います。

それなのに、『俺以外にもこんなことすんの?』と言われたら、特大級の地雷だろうなと。


以下、作者のどす黒い話。

なんでも許せる方向けです。


この子の生体は九割型私です。

知らない人から話し掛けられる事なんてないし、話し掛けられたら、キャッチーと思ってガン飛ばすんですよ。

宗教の勧誘が九割、話が通じない方々が九割。

※あの時は酒に酔っていた方だったなー。


真夜中歩くとき、すれ違った人全員敵だと思ってるんですよ。

夜道を歩く時、もし傘をお持ちならば、横向きに持った方が良いですよ。

背後から急接近を拒む為に、大手を振って帰ります。

※街中やっちゃアカン奴。夜道で人が居ない時限定です。


怖い思いも沢山して来たので、皆様もお気を付けて。

表舞台に出ちゃ行けない人間っすね。

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