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商人のおやじ

この商人のおやじの名前はベニス、年は50少し過ぎで勇者パーティのサポートをしていた。


荷物持ち、食事の用意や洗濯等の生活面のサポートに顔の広さを生かして入りづらい国への入国、それに交渉まで。


戦闘では積極的には加わらないが勇者達には劣るものの自分の身は自分で守れるくらいは強い、そうでなければ勇者パーティのサポートは務まらない。


で、彼がここに来たのは物資を届ける為でもあるが魔王領にしかいない魔物の毛皮、爪、魔石等をカーターから受け取り、街へ行ってそれらを売ったお金で物資を買って届けている。


「いつも悪い」


そう良いながらベニスにコーヒーを出し、今回狩った魔物を渡す。


「いやあ、おかげさまでこっちも潤わせてもらってるよ、お前さんが狩った魔物なのに五分五分で良いなんてさ」

「わざわざこんな所に来てもらってるし、何にも縛られない自由な生活ができてるだけで贅沢だよ」

「相変わらず欲がねえなあ、所で最近は上ランク冒険者が随分お前さんのとこに来るなあ」

「しょうがねえよ、ここらは村も教会もない、食べるもんだって木の実や魔物も毒で不味いし川の水だって毒だ」

「そうだな、元勇者で浄化が使えるお前さんじゃないとここには住めねえな、毒の実も肉も水もお前さんの浄化で解毒どころか最高級のものにしちまう、いっそのことここで食堂開いたらどうだい?」

「誰が来るんだよ」

「俺らとか、上ランクの奴等とか」


そんな話をしていると、先程魔王城に向かった冒険者達が戻ってきた。

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