表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/4

おっさんは元勇者

とある山奥で自給自足の生活をしている渋めの男、名はカーターと言い、元勇者である。


五年前に仲間達と共に魔王を倒したカーターを待っていたのは自分達を縛りつけようとするお偉方。


爵位も断り、お偉方の娘達との縁談も断り、じゃあ王都に豪邸をと言われても断り、じゃあなんならいいの!と半ばキレ気味の国王に聞かれ、カーターが欲しいと言ったのは魔王領だった。


カーターは、魔王がいなくなったら平和になるんじゃない、魔物で一番強い奴がいなくなっただけ、すぐまた別の奴が魔王になって人間の所に攻めこんでくるだけだ、そしてそれを防げるのは自分だと国王に伝えると、国王や貴族はしぶしぶ認めた。


そして現在、カーターは自由な生活を満喫、40過ぎたが独身生活が楽しすぎて未だ独身である。


煩わしいお偉方から離れたが、誰も訪ねてこないわけではない、仲間だった者達、それに旅のサポートをしてくれた商人のおやじ、それとSランクの冒険者がダンジョンと化した魔王城に挑みに行く際にカーターの家をたまに宿代りにしていた。


そして今日も、冒険者達がやってきた。


「すまないが、一晩泊まらせていただきたい、差し支えなければ食事もお願いしたいのだが」

「ああ、いいよ」



次の日、冒険者達と入れ違いに商人のおっさんがカーターの所へと物資を届けにやってきた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ