表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
83/174

5.18 生命の秘法

 隼は帰路、龍雅と話しながら湖畔を歩いていた。

「それにしても二人がそういう関係だったとは。

 何で知っているんだ?」

「見てればあからさまだろう。

 ファーストに高校生はあの二人だけだし、そういう関係になってもおかしくない」

「そういうものか。

 ところでファーストって何人くらいいるんだ?」

「三、四十ってとこだろう。

 四十代が一番多い年齢層かな。

 年取ると引退するようだし」

「総帥は若かったよな」

「肉体はな。

 見た目は三十くらいだが実年齢は五十くらいだ。

 静史は二百年以上生きているぞ。

 識者の中には千年以上生きている奴もいる。

 生命の秘法というのがある。

 それに気づけば肉体をずっと維持することができる。

 魔術連でそれを使えるのは近藤だけだが、識者はほとんどが使える。

 見かけ通りの年齢だと思わない方がいいぞ」

「もしかして、貴流も」

「あいつはお前と同い年だ。

 心配するな」

「何で時空総帥はもっと若い肉体を使わないんだ?」

「時空は近藤と同い年だ。

 秘法を捨てたんだ。

 時空は時空の識を得るために自らの命を限定した。

 そして三桁生きる前に総帥となった。

 その話はまた今度。

 今は明日のことを考えればいい。

 明日は識の衝突で本当に明けない夜が来る可能性もある」

「どうゆう事?」

「識の衝突で真理が壊れれば何が起こるかわからない」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ