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5.9 大森と神堂 力とは
高校教頭室では大森が連盟の様子を神堂に報告していた。
「わかりました。
他の人達には私から連絡しておきます」
「お願いします」
部屋を出ようとする大森に質問を投げかける。
「大森さんはなぜ私たちに協力する気になったのですか?」
「なぜでしょうね。
強いて言えば、力でしょうか」
「力ですか。
ずいぶん危ないものを信じるのですね」
「どういう意味ですか?」
「力は虚ろで、それを信用するのは危険だと思うのですが」
「そうは思いません。
力こそ神識だと思います」
そう言うと大森は部屋を出た。
「愚かな。
一つを信じる危険性、力の危険性を理解していないとは。
まあ、それで得た力か。
力のみを追求した者の先は見えているな。
私たちには都合がいいが」




