4.8 神、石
館の一室で神戸、大神、神堂、神谷、の四人がくつろいで会話をしていた。
そこへ神代が入ってくる。
「石の精製に行きます」
神戸が答える。
「そうだな。
そろそろやってもらわないとな。
だがなぜここでやらないんだ?」
「あなた方と居ると集中できないんで」
今度は大神が尋ねる。
「どのくらいで帰ってくるの?」
「四、五日。
開封日までには帰ります」
神堂が言う。
「嚆矢を放ってはいただけませんか」
「あなた方の全滅を祈っているわ」
「相変わらず厳しいねえ」
神谷がそう言うと神代は出ていった。
しばらくして神堂が「行きました」と言うと会話が始まる。
神谷が神戸に話しかける。
「神代のことだ。
死んでもあなたに渡さないんじゃないか」
「そんなことできるの?」
大神の問いに神堂が答える。
「ええ。
継承法を使えば」
「あっそっか」
「石や魔法は近藤のもいただくから心配ない。
方条も居るしな。
神堂、捕らえろ」
神堂の手の上に術によって描かれた赤い光の魔法陣が現れ、窓の外には赤い光線の 格子が見えた。
神谷と大神が見に行くと、そこには佐藤が入っていた。
「いらっしゃい。
せんせ」




