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3.5 水原と隼の性格

 五分ほどでDVDなどのレンタルもしている大きめの本屋に到着した。

 中に入ろうとすると、背後から密かに歩み寄ってくる気配を感じた。

 イヤな気がして振り向くと水原がにやにやとして立っていた。

「流石、勘鋭いねえ」

「そんな顔で近づいてこられたらな」

 と一言で終わらせて中へ入ろうとすると

「待てよ。

 ちょうどいいから貸しを返してくれ」

「かしー?」

「つい二日前に図書館探索を手伝っただろ。

 まさかほんとに忘れたのか?」

「あー、そういえばそんなこと言っていたな」

 忘れていたわけではないが、貸しとは認識していなかった。

「それで何がいいんだ。

 ガムか?

 アメか?」

「昼食ぐらいおごれよ」

 無言で去ろうとすると

「わかった。

 そこのファミレスの飲み物でいい」

 お茶にくらい付き合ってやることにした。


 湖畔の店に入ってドリンクバーを頼んだ。

 水原がケーキまで注文しているのが気になったが、注文を取りに来たのが方条だった事はさらに気になった。

 グラスを乱暴に置いて嫌みのこもった口調で注文をとっていった。

「雑なウェートレスだな。

 ところで捕まったのか?」

 食べながら尋ねてくる。

 比較的、人を知っている水原が方条に気づかないのが意外に思えた。

 方条は魔術連クラスファーストでもある。

「まあね」

 仕事を終えた様子の方条が店の前を自転車で通過していったのを確認した。

「内容もわかったのか?」

「少しね。

 じゃ、また明日」

 一杯のコーヒーを飲み終えると席を立った。

「もう帰るのか?」

 適当に硬貨を置き、すぐに店を出た。

「一人分もない」

 水原は大きくため息を付いた。

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