表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/14

めい









 星の数ほどお願いはされたが、命令されたことなど一度もなかった。




 眠くてたまらない。

 何度も細くなった目をしばたかせる己の月の船である紗月さづきは、消耗していく身体とは裏腹に、覇気のある言葉を発した。



 初めて命令するね、私の月の鏡。

 君は愛するものを見つけるまで、私の後を追ってはダメだよ。



 家事介護の為に全人類に配置されたアンドロイドは、生涯相棒となる月の船が死んだ瞬間、機能停止、分解、新たな身体を構築されて、新しい月の船の元へと届けられるのだが、めったにない例外がたった一つ。

 己の月の船がそれをよしとしない場合。

 ラルガもそうであり、紗月が亡くなって以降、愛するものを見つける為に奔走するのであった。









評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ