表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

自己紹介は大切。

 「4月6日 今日は高校の入学式前日だけどギリギリ荷解きできたよ。仕送りありがとう。」っと。

 よし、手紙も書き終わったし寝よっかな。明日は霧山様のお傍に……


「ピピピピピピ!」

「んんぅ……うるさいなぁ……」

 私は雨川瀬那。推しである霧山太明様に少しでも近づきたくて、彼が通っている恵蘭高校に入学。そのかわりに実家からは遠いから引っ越してきた。今日から高校生、花のJKである!



「えー、これからこのクラスの担任を務める、新山宏司だ。一年間よろしくな。」

 新山先生か、ちゃんと覚えよ!

「これから自己紹介を始めるぞー。」

「あ!じゃあ俺からやるー!萩沢蒼汰です!中学ではバスケ部でした!よろしく!」

「次はー、雨川かな?」

 この時が来た。中学は陰キャ勢だったけど、脱陰キャだ!まずは自己紹介の印象が大切。

「は、はいいい。私のな、名前はあ、ああ雨川、、せっ、瀬那です、、」

 や、やらかしたああああぁぁっ……!

「えーっと、せな?さん?たしかWAKAが好きなんだっけ?」

「……」

「ん?せなさん?」

「そうなんです!WAKAの中でも推しが霧山様でマスコットキーホルダーとか全部コレクションしてて寝るときには霧山様のお顔を眺めながら寝れるように天井にポスターをはったりしてます!あとこの高校に入ったのも霧山様がこの学校に在校しているとの情報がファンサイトにあったからです!」

「……えっと、そ、それほどWAKAが好きなんだね、み、みんな拍手は?」

 さよなら花の高校生活。人生詰んだ……


 その後、瀬那はクラスメイトから陰キャ認定された。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ