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第3話〜買い物そして下宿〜

第3話〜買い物、そして下宿〜


朝、スッキリと目がさめる。


これもシフォンのおかげかな。

凄く幸せだったよ。

もふもふ。


朝ごはんを食べて、シフォンには昨日と同じ猫缶をあげる。

また、防御力があがってた。すごいね、猫缶。



今日も、お金稼がなきゃね。

ちゃんと朝から依頼を探して

いいお金の依頼を受けなきゃ。欲しいものがあるしね。


それに私も、シフォンもレベルを上げなきゃ。

安全に猫探しの旅をするためには必要だもん。


ギルドについたけど

朝の依頼は無理なことがわかった。

依頼ボードの前、すごい人だもん。

そりゃ良い依頼は欲しいよね、殴り合いしてでも。


結局、オンドリスの常時依頼にした。

あいつなら私でも運べるしね。


欲しいものがあるから今日は頑張らなきゃ。

そのために今日は5匹は狩りたいかな。


そろそろね、下着、肌着が欲しいんです。

私だって女の子ですもん。


この服は神様からの贈り物だからなのか

汚れないらしい。

でも、汚れなくてもさ?いやじゃん?

毎日同じ肌着、下着は。


ということで頑張ります。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


本当に頑張った。

主にシフォンがだけど。


私は、前回の反省点を生かしてシフォン帽子で

身体強化しながらオンドリスと戦って見た。


倒せることは倒せるんだよ。

でも、10攻撃されてたのが5になっただけで

時間がかかる。


結局シフォンに頼る事にしました。

ゆっくり私は強くなるよ。


なんかその方がシフォンが喜んでるのは気のせいだよね。そんなに、拙かったのかな。



シフォンが4匹倒したあたりで

またレベルアップした。


相変わらず私はピロン♩だけど

シフォンはにゃにゃーん♩らしい。

そう言えば語感がにてる?ピロン、にゃにゃーん。テンションが違うけど


そんなことはいいや。

ステータス確認しなきゃね


「ステータスオープン」


水戸恵那 人間 16歳 Lv3


体力15/15

魔力25/25

防御力7

攻撃力6

素早さ6

幸運10

猫力65


スキル

異世界言語Lv.-

鑑定Lv.1

猫の友達 Lv.2

猫変化 Lv-

猫ショップLv.1



シフォン シンフォレストキャット Lv.3


体力26/26

魔力55/55

防御力32

攻撃力32

素早さ45


スキル

ひっかき Lv.3

猫パンチLv.3

猫ひねりLv.2

猫の毛づくろいLv.2

猫の夜目Lv.1


あ、猫の友達がスキルレベル上がってる。

つまり使役猫出来る猫が増えたのか。

これは嬉しいけど、上がる基準はなんだろ?


私のステータスの上がり幅低いなぁ。

うーん、でも低いのかな?他の人と比べれないから分かんないや。



シフォンは相変わらず凄い上がり率。

ステータスは10は上がってるしスキルも

軒並み上がってる。

夜目は夜出てなくて必要無いから上がらないのかな。


毛づくろいは私にしてくれたおかげかと思うと

悲しくなってくるね。

だってシフォン、オンドリス相手だと無傷なんだもん。


さて、まだもう少しオンドリスを倒さなきゃ。



そんなこんなで7匹倒しましたよ。

ラッキーな事にオンドリス夫婦に遭遇して

卵もゲットしました。


なんか、地球の頃の感覚が麻痺してるなぁ。

ラッキーと思うあたり。


シフォン帽子をかぶるとオンドリスが軽くなる。

7匹は流石に重いからね。紐で持つ手が痛い。

その点シフォン帽子は優秀だね。レベルアップのおかげか重さをあまり感じない。


いつものようにそのまま街に入り、ギルドへ向かう。

あ、今日はミールさんじゃないな。


「常時依頼の、オンドリスをお願いします。」


「はい、わかりました。えーっと7匹ですね。」


「はい、それと卵が1つ」


「珍しいですね。卵は親のオンドリスが隠れてしまうためになかなか見つからないんです。美味しいので高値で売れるんです。」


なるほど、私は本当にラッキーだったみたい。

幸運値のお陰かな?


「オンドリス7匹で銀貨10枚銅貨5枚、卵で銀貨1枚ですね。よろしいですか?」


あ、魔石分けてもらうの忘れてた。

「魔石が欲しいので、7匹分差し引いてもらえませんか?」


「はい、では銀貨7枚と卵で銀貨1枚です。」


銀貨7枚。高いね。これで下着買えるかな?

まあ、街の物価を見る限り買えないことはないと思う。


お金と魔石を受け取り、とりあえず宿を取りに行く。

朝早く依頼に行ったから

まだ、午後過ぎだし宿をとったら買い物しよう。


今夜の宿も昨日のマーニの宿でいいよね。

そう思って宿に向かう。


「あら、また来たのかい。あんた冒険者だったのか。アリンドーマを拠点にするならアンタ下宿に変更しないかい?紹介してやるよ。たしか、ソーサさんのとこが空いてたはずだ。」


若すぎて冒険者と思われなかったらしい。

シフォン帽子と服のせいかな。そうだよね?16歳は子供じゃないはず。


おばさん曰く、冒険者は、一定の街を拠点にする場合基本宿泊まりじゃなく下宿をするそうだ。


たしかに、しばらくは旅に出るつもりはない。

だって、絶対死ぬもん。私。


なら、下宿の手もあるかな?


「よろしくお願いします。」


「分かったよ、これ持って5軒隣のアポールって所に行きな。」

お礼を言ってマーニをでる。


「あ、値段聞いてないや。大丈夫かな。」

まあ、なんとかなるや。

と思ったら着いてしまった。


下宿アポールと看板に書いてある。

「こんにちは、宿マーニさんからの紹介できました。冒険者の水戸恵那です。調教師をしています。」


すると、女の人が階段を降りて来たので、紹介状を渡す。


「あぁ、宿屋のマーニさんからね。分かったよ。でもあんた本当に冒険者かい?」


なんでみんなそんなに疑うのかな。16歳ですよー。

身長もそこそこあるじゃないですか。

胸?見えない?そう。眼科に行くことをお勧めするよ。


ギルドカードを見せた。

「あら本当に冒険者だね。ミト・エナ、16歳。珍しい名前だね。」


「ここは、女性専用下宿アポール。私はサテラだよ。朝夜ご飯はついてる。風呂は1日一度なら入っていいよ。一月銀貨20枚だ。今金がないなら後払いでもいいさね。」


「それに、調教師なら調教する魔物はどうしてるんだい?小さいやつなら部屋に入れても構わないけど大きいなら無理だよ。」


たしかに、よく考えたらマーニの宿も帽子にしてて確認しなかったな。忘れてたよ。

大切なことだよね。


シフォンに帽子から戻ってもらう。


サテラさんは初めは驚いていたが

大人しいシフォンをみてこれなら大丈夫と

許可をくれた。



「サテラさん、これからよろしくお願いします。銀貨は用意出来次第はらいます。」


ここにはお風呂がある!

それならもうここに決めたよ。

乙女にとって死活問題ですからね。


それに後払いってのも大きいよね。


お金が足りないことを謝って、頭を下げる。

しかたないけど、申し訳ないもんね。待ってもらうの。


「あいよ、礼儀正しい子は歓迎さ。部屋に案内するよ。」


案内された部屋は3階で、日本でいう6畳くらいの大きさにテーブルとベッドそれからクローゼットがある清潔感のある部屋だった。


「出かける時は鍵をかけなよ。それと2、3日戻らない時は声をかけておくれ。」


鍵を渡された後、忙しいのかサテラさんは小走りで戻って行った。


サテラさんが居なくなってすぐシフォンは元に戻ってベットに寝て居たよ。


「シフォンは相変わらずベットが好きだね。」


「にゃっ」

返事みたいに鳴いたね。何それ可愛すぎるよ。



私も寝たいんだけど買い物いかなきゃね。

市場に向かおうかな。


寂しいけど、シフォンはベットで寝てしまったから置いて出る。

今日は沢山頑張って貰ったしね。


出掛けに抱きついてシフォン成分チャージさせて貰ったけど。


市場についたはいいけど

何かものすごく視線を感じるけどなんだろ?

こっちをみてヒソヒソしてる?


考えていたら下着屋についた。


どんなの買うかって?

これ以上は内緒です。乙女の秘密。

お値段は銀貨3枚だったと言っておきます。



アポールに戻ってから、しばらくすると

ご飯の時間になった。


ん?今度はシフォンも付いてくるの?なら帽子に変わってね。


食堂につくと2人の女の人がいた。


1人は本を読んでいるメガネが似合う女性。胸が大きい。

1人は色黒で椅子にあぐらをかきながら座っている女性。胸は、仲間、かな。


2人とも美人だなぁ。


「はい、皆んな!今日から下宿することになったミト・エナだよ。仲良くしてやってね。」


サテラさんに紹介され

名前を言って頭を下げる。


「水戸恵那です。恵那と呼んでください。よろしくお願いします。一応冒険者で、ランクはE。調教師をしています。」


「へぇ、調教師か珍しいな。私はカイリだ、大剣使いしてるよ!ランクはDだ。よろしくな。ほら、ナーシャも!」


「ナーシャです。双剣使いをしています。ランクは同じくDです。よろしくお願いします。」


カイリさんはテンションが高く、姉御肌気質な感じで、ナーシャさんはインテリのメガネ秘書さんって感じかな。


2人はパーティーを組んで冒険者活動をしているらしい。



「エナは、どんな魔物を調教しているんだ??今いるのか?」


やっぱり調教師は珍しいんだね。


なら、うちの可愛い可愛いシフォンをお披露目といこうじゃないですか。


シフォンに帽子から戻って貰う。

元に戻ったシフォンを見て、カイリさんもナーシャさんも驚いていた。


シフォンは少し警戒しているみたい。

そんなに警戒しなくても大丈夫だよ。


「帽子が猫なのか!すごいな。魔物が変化するとこ初めて見たぜ。」


「変化する猫。シンフォレストキャットね。初めて見たわ。猫、ねこねこ、もふもふ」


ん?ナーシャさんキャラ崩壊してない?

シフォンを見る顔がゆるゆるになってる。


「ナーシャ、顔。」


「はぅ、いや、珍しいのでつい。」

咳払いをして誤魔化したけど、誤魔化しきれてないかな?成る程、これは仲間の予感がするね。


「ナーシャはな、こんな感じのくせに犬猫が大好きなんだよ。まあ、見なかった事にしてやってくれ。」


成る程ね。

でも、それならそんなわけには行かないかな。

仲間会得チャンス。

シフォンファンクラブ第2号会員になってもらわなきゃね。

第1号?愚問だよね。私に決まってるよ。



「この子はシフォンって言います。ナーシャさん触ってもいいですよ。」



シフォンは私が大丈夫と意思伝達で伝えると、警戒を解いてナーシャさんを見つめて首をかしげる。


そしてとどめの1発

「にゃーん」

と、目を見て言われた猫モフラーが耐えられるだろうか?いや、耐えられない。



ナーシャさんはシフォンを撫でながら至福の顔をしていた。


よしよし、晴れて仲間ゲットだね。


そして、呆れ顔のカイリさんとサテラさんに促され、渋々ご飯を食べるナーシャさんがアポールの日常になった。




食事を終えて、自室に戻る。


今からお楽しみタイムだ。

異世界に来てから初めてのお風呂だよ。

拭いてはいるけどやっぱりベタベタするもんね。

現代人の私にはきつい。


シフォンは帽子に戻ると汚れがなくなるみたい。

まあ、猫はもともと綺麗好きだしね。


さて、お風呂に向かおう。楽しみだね。



お風呂は木組みの浴槽だった。

シャワーなんかはないけど石鹸は置いてあった。

ん?ここからは内緒だよ。乙女のお風呂だからね。湯気シーンとかもないよ。



お風呂から上がったので、次はシフォンのご飯の時間。


猫ショップでご飯を買わなきゃね。


今日は魔石沢山あるからいい奴を買ってあげよう。


「猫ショップオープン」


少し高級な猫缶「少し高級な猫缶。トロとツナ〜磯香るかつおを添えて〜全ステータスが1上がる。」必要魔石4つ。


なにその、フランス料理みたいな説明。

それに、全ステータスが1上がるって凄いね。


少し高級な猫缶をシフォンにあげると

喜んで食べる。


シフォンは食べる姿も可愛いなぁ。

見ていて幸せなるよ。


シフォンが食べ終わったからステータスを

確認してみよう。


「シフォン、ステータスオープン」


シフォン シンフォレストキャット Lv.3


体力27/27

魔力56/56

防御力33

攻撃力33

素早さ46


スキル

ひっかき Lv.3

猫パンチLv.3

猫ひねりLv.2

猫の毛づくろいLv.2

猫の夜目Lv.1


おぉ、たしかに1ずつ上がってるよ。

またまた、うちのシフォンが強くなってしまいました。


さてと、明日も依頼受けなきゃいけないから

寝なきゃね。


今日も、シフォンと一緒に寝ました。

もふもふですよ。

えぇ、もふもふ。


このことをナーシャさんが知ったらどうなるかな。

これだけは私の秘密にしとかなきゃね。



おやすみなさい。





こんばんは!

お読みいただきありがとうございます


感想をいただけると励みになります。

無いにはしてますが誤字脱字指摘

また、矛盾点などありましたらそれもお教えください。

これからもよろしくお願いします

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